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2008年12月

2008年12月16日 (火)

「かっぱ」うすにごり完売のお知らせ

昨日で店の営業がおしまい、と言っていながら、陶芸教室に大勢の団体客が来るということで、午前中は店を開けていました。

冷蔵庫がガラガラだったので、みっともないマネはできないと思い、朝から酒の仕入れに南陽市まで行ってきました。

12161 今年度、最後の刺客登場。

東の麓 初しぼり 純米酒

出羽燦々 精米歩合55%

720ml 1,260円(税込)

バランスが良く、素直に旨いと言える、山形KA酵母を使用したお手本のような酒です。

お客様の評判も良く、試飲した人は必ず買っていきました。

ところで、米鶴「かっぱ」うすにごり新酒が完売となりました。

スタッフAからは、今さらそんなに仕入れてどうするの?(たいした量ではないのですが)と心配されましたが、心配ご無用でした。

本当にかっぱかっぱ飲んでしまうようです。

今後も不定期になりますが、いい酒が入りましたら、ブログでご連絡します。

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2008年12月15日 (月)

A Fool Such As I

12151 本日でひとまず店舗での営業は休止です。

なんとかやってこれたというのが正直な感想です。

本当にあっという間でした。

まともな人間だったら純米酒専門の酒屋を始めるなどという発想にはならないのですが、もう始めてしまったんですよね・・・。

純米酒というものが当たり前になるまで、今後もやっていくしかない、という感じです。

しかし、昨日も酒を飲んだのですが、「純米大吟醸」という冠をつけておきながら、どうにもこうにも箸にも棒にもかからないような酒があり、まだまだまずい酒が市場に溢れていることに今更ながら憤慨しています。

こういうまずい酒に出会った時、消費者は泣き寝入りか、小売店の管理のせいにしてしまうんでしょうけれど、どうみても蔵元から出荷する前の状態に不備があった商品です・・・、この蔵元に一言物申す!

高香気酵母を使用したならば管理を万全にしないことには、飲める商品にならないことを蔵元は百も承知なはず。

720mlで5,000円・・・。「正酒屋 六根浄」のどの酒よりも高いんです。でも、うちにあるどの商品よりもまずい。

こういう酒があると、「やっぱり吟醸はアル添だよね」などとと言われる口実となってしまうんです。

これが山形の蔵元で、今年の全国鑑評会の金賞受賞蔵だっていうんですから余計に腹が立つんですよね。

自分が売る酒の状態を見てますか?

鑑評会に向ける情熱をもう少し市販酒に注いではいかがでしょうか?

「品質保証」

私が「正酒屋 六根浄」を始めるにあたって掲げたことを来年も貫徹していきます!

ネットでの注文は受け付けております。

今後ともよろしくお願いします。

Cimg1573 この写真のお墓は、滝山地区にある酒の名がついた珍しい戒名が刻まれた「好学酒楽居士の墓」

江戸末期か明治初期あたりの寺子屋の先生のお墓だそうです。孔子の影響が感じられ、微笑ましい戒名です。

お墓の台のところには、瓢箪の徳利と盃が見えます。

何だかおおらかですよね。

私は勉強嫌いなただの純米酒依怙地で、おおらかさに欠けているようですみません。

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2008年12月13日 (土)

満天星

Photo_3 Photo_4 11115 12132 12131_3   

ドウダンツツジは、「満天星躑躅」と書く。

満天というか、満点をあげたいくらいに季節を飾ってくれた。

もう葉もすべて落ちてしまった。

しかし、しっかりと枝の先に芽を蓄えている。

本日、明日と「正酒屋 六根浄」では、「冬籠りフェアー」を開催しております。

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2008年12月11日 (木)

紅花昔染 大場キミ作

一般に紅花染めというと紅色のイメージだと思います。

私が持っている大場キミさんが染めた帛紗(ふくさ)は、ウコン色というのでしょうか、まさに紅花の花の色を溶かして染めたような色になっています。

Photo これが写真で撮ると、目で見る色と全然ちがうんですよね。

だいたいのものは目で見るより写真のほうが美しく写るものですが、これは実物のほうが光沢があり、断然きれいです。

大場キミさんが主人公の師匠のモデルになっている小説「草の輝き」でも、平清水の工房で紅花染めをする光景が描かれています。

その年に初めて本格的に雪が降った日、師匠が主人公に紅花染めを教える場面。

「水に溶け出すのは、黄色い成分。まだ赤みは花の中にとじこもっているんだよ。」

紅花染めも寒い時期に行うんだそうです。

きれい、うまい、と対象物に感じるのは、人の苦労、思いがそっと隠しこんであるからこそ、感じるのかもしれません。

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2008年12月10日 (水)

米鶴酒造「かっぱ」ちょっ・・・と、ガ、ガス圧高くないですか?

とうとう最後の刺客がやってきました。

12101_2  米鶴酒造「かっぱ」超辛口純米生。

いつものように、さっそく栓を開けて・・・、ポン!

勢いよく栓が飛び、おでこに直撃!

ちょっ・・・と、ガ、ガス圧高くないですか?須貝さん。

まあ、酒が生きてるって証拠ですね。

それはさておき、さっそく味の確認。

新酒ならではの、マスカットのような香りとシュワシュワ感。

もう、たまりません!

通常、うすにごりの生タイプは原酒かアルコール濃度が高いものが多く、体のダメージが大きいのですが、これはアルコール15度台。大変飲みやすくなってます。

これが一升瓶でたったの2000円というのですから、先日、須貝杜氏にお会いした際、「こればっか出るよ」と言っていた理由もわかります。

ということで、今週は「正酒屋 六根浄」の今年度最後の週末ですので、「かっぱ」フェアーを開催いたします。

まず、「かっぱ」の無料試飲。但し、こちらは、運転手連れの方に限ります。

第二に、「かっぱ」を火入れと生の2本お買い上げの方には・・・、これは店頭にて公表いたします。

第三に、3000円以上お買い上げの方に素敵なプレゼントをご用意しております。

今週末は「正酒屋 六根浄」に来ないと損ですよ!

そういえば、「やきとり前田村」さんの親方曰く、「お客さんがかっぱをカッパカッパ飲んでいくんだよな」とのこと・・・。

実際、このうすにごりは既に仕入先から品切れの連絡が入りましたので、全国的に「カッパカッパ」飲まれているようです。

カッパカッパ飲んでも財布に優しい「かっぱ」。

大ブレイク中の「かっぱ」ぜひお試しを!

1291 昨日の平泉寺草木塔の写真。

朝の光の差し方がとてもきれいなんです。

1292 上の写真の木の後ろはこんな風景。

冬はつとめて、とは良く言ったものです。

昨日は休みだったので、新しく出来た七日町「宮脇書店」へ行きました。

探していた本がなく、結局、アマゾンで取り寄せ。

1293  開発前の七日町「御殿堰」写真。

映画館跡の独特の寂しさは何なのでしょうね。

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2008年12月 8日 (月)

駆逐艦「雷」工藤俊作艦長を偲ぶ

山形新聞朝刊に、太平洋戦争時に駆逐艦「雷」に救助された元・英兵が工藤俊作艦長の墓前にお参りしたという記事を見つけました。

朝日新聞などは無視しているようですが・・・。

結構、知られている話だと思うので、ここでは説明しませんが、戦後、功を語ることなく静かな人生を過ごした工藤俊作艦長に真の武士道を見る思いがします。

真の武士道が持つ美徳の要素には、寛容(クレメンティア)があると思うのです。

ニュースや新聞の記事を見ると、寛容の精神が足りなくなっているような気がします。揚げ足取りが目立ちますよね。

教育の現場でこういうニュースをきちんと伝えて欲しいものです。

ところで、工藤俊作艦長は山形県高畠町出身。

お酒が好きな人だったようです。

山形県高畠と言えば、米鶴酒造さんがあるところ。

今週はその米鶴酒造さんから「かっぱ」新酒が届きます。

今回は1.8Lのみ。2000円(税込)。安すぎる・・・。

限定品なのでお早めにどうぞ。

そういえば、いつまで店を開けているんですか?とよく聞かれるようになりました。

発表します!

来週、12月15日(月)まで店を営業いたします。

それまでは、ガンガン攻めていきます。

よろしくお願いいたします。

1271_2  昨日の朝はこんな感じでした。

一日でほとんど消えてなくなりましたが、冬本番を感じますね。

いよいよ酒造り本番・・・。

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2008年12月 6日 (土)

文化の香り

1261 七右エ門窯の器売り場に飾ってある平清水在住、漆工芸作家の佐藤正巳先生の作品。

油絵のように見えますが、漆工芸なんだそうです。

佐藤正巳先生は、天童市高擶出身。

昨日お話した田山花袋の母の出身地と同じ。

実家は村山地区でも有数の大地主だったそうです。

東京美術学校(東京芸術大学の前身)を卒業し、山形大学の教授もされました。

絵のことはよくわかりませんが、素晴らしい絵です。

先日お話をした草木染の大場キミさんは、佐藤正巳先生のご自宅のすぐ側に住んでいたそうです。

平清水は文化人が自然と集まる場所であったようです。

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2008年12月 5日 (金)

香り松茸、味も松茸

「香り松茸、味しめじ」

慣用句みたくなっているこの言葉。

いつ頃から使われているんでしょうね。

マツタケを土瓶蒸しにすると、やっぱり香りも味もマツタケだな~、などと思ってしまうのですが、単に高いものを食べている優越感でしかないのでしょうか?

1251 ところで、「蒲団」、「田舎教師」などで知られる小説家の田山花袋は、千歳山を訪ねた際に、「香り松茸、味しめじ」と言っているようです。

田山花袋の母は、天童市の高擶(たかだま)出身であり、幼い頃の花袋に千歳山に伝わる阿古耶姫の物語を何度も聞かせたりしていたらしく、紀行文の中で、千歳山公園を訪ねた花袋が「阿古耶の古蹟も私には此上もなくなつかしいもののように思えた」と記しています。

また、花袋の母は、よく「千歳山の松茸が食べたい」と言っていたそうです。

立派なアカマツに覆われた千歳山。かつてはマツタケが沢山取れたようです。

条件としては最高なんですよね。日当たりがいいですし。

今では、千歳山で松茸が取れたという話を聞いたことがないです。

四つ葉のクローバーは近いところに集まっていると書きましたが、マツタケも近いところに集まっているんですよね。

ちなみに、マツタケの中にある香りのマツタケオール(1-オクテン‐3-オール)は、製麹操作後半に増加し、出麹の判断になる香りの栗香やキノコ香を構成する物質です。

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2008年12月 4日 (木)

何だかんだ言っても実践あるのみです

今年もやって参りました。山形県酒造組合会館での着手前講習会。

最上、村山、置賜の内陸地方の蔵人が大勢集まっていました。

講習会の後は、皆、気持ちを新たに酒造りに臨みます。

山形酒としての基本技術の習得。

この意思統一の徹底こそが山形酒を全国的に有名にしたのだと思います。

しかし、今年の話は少し物足りない気がしました。

果たしてこのままでいいのだろうか、と。

というのも、利き酒で各蔵元さんの「出羽の里」の純米酒を見て、本日の講習会は、これらの酒に対する技術的課題に答えていない、と感じたからです。

活性炭使用量が0gの蔵が多くなったと、小関先生は喜んでいましたが、はっきり言って、今回は活性炭を使用したほうがいい酒が多かったように思えました。

全般的に、味の線が細く、うす苦い感じ。

「出羽の里」は「出羽燦々」に代わりうる品種なのか?素朴な疑問を感じました。

各蔵それぞれで解決すべきことですが、一言物申させていただくと、活性炭を使わないなら、使わないで済む造り、貯蔵管理を徹底して下さい、ということです。

新たに山形セレクションとして消費者に出したいならば、突き抜けた酒質でなければダメな立場に置かれていることを各自認識すべきです。

やるんだったら、他県より圧倒的に突き抜けましょう。

ところで、チロソール高生産性酵母のニュアンスが変わって来て驚きました。

昨年までは苦味を出す酵母と言っていたのが、「コク」を出す酵母として売り出しているではありませんか?

おそらく、昨年の私のブログ記事『そもそも「チロソール」は苦味物質なのか?』に影響されたのでは?

gooleで「チロソール」を検索すると堂々の一位なんです。

この記事の発想(チロソールがコクであるということ)は、丸山圭三郎氏の「ソシュールの思想」で知った、言語名称目録観の否定から思いついたことです。

別分野の興味のあったことが全く別分野にも役立つことがあるんですね。

私の勝手な思い込みでしょうか・・・。

講習会の後は、夜の街へ。

1233 一軒目は「やきとり 華」さん。

今年の3月に開店した純米酒だけを出す焼き鳥屋さん。

志が高い!素晴らしい!

まだ、5時台というのに賑わっています。

うれしいのは目の前で純米酒の燗酒がどんどん出ていること。

それも「山形正宗」。

焼き鳥もジューシーで旨い!

1232ご夫婦の人柄も好感持てます。

山形の焼き鳥屋さんは確実にレベルが上ってます。

七日町で焼き鳥屋行くならココに決まりです。

1234 二軒目は、「游膳(ゆうぜん)」さん。

七日町で全国の隠れた名酒を紹介して10年以上。

ここで初めて飲む銘柄も多かったんですよね。

ゆっくり腰を落ち着けて飲むところが、2杯目で、携帯に電話が・・・。

「カセットコンロのガスボンベを買って来て」

不粋な電話め・・・。

飲んでいた六根浄赤ラベルをグイッとあおって、帰路につきました。

夜の街に携帯はいらない・・・。

携帯が普及してから盛り場の雰囲気も変わりましたね。

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2008年12月 3日 (水)

テケテケでゴーゴー!

かつて、吉田戦車は、「伝染るんです」の中で、「モテモテ」を想像上の動物として描きました。

たしかにモテモテっていう言葉は、なんとなくわかっていそうでわからない、一般大衆には縁がない感覚です。

まあ、お酒で言えば「十四代」さんなんかは、モテモテなんでしょうけれど。

さて、モテモテ論議はここまでにして、今日のクリスマスソングはテケテケのご紹介。

テケテケと言えば、エレキギター。

エレキと言えば、ベンチャーズ。

1231 ベンチャーズの1965年発売のクリスマスアルバム。

ノリノリでイケイケの楽しい出来となっています。

これも残念ながら廃盤だそうです。

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2008年12月 1日 (月)

平泉寺(へいせんじ)の草木塔のこと

私がいつもお参りしている大日堂の階段下の池のほとりにひっそり建つ石碑。

Photo これが草木染で知られた大場キミさんが建てた草木塔です。

朝の草木塔は、太陽の光にボワーッと優しく包まれ、何とも言えず癒される空間です。

これは十月の初旬に撮った写真。

大場キミさんは、、「正酒屋 六根浄」よりもさらに奥の平清水に在住し、草木染の研究をし、著書まで出した方です。

非常に聡明な方だったらしく、地元の文化人達と交流があり、七右エ門窯とゆかりの深い寒河江善秋氏の遺稿集刊行会会員名簿にも名を連ねています。

実は、小説に出てくる人物のモデルとなっています。

小説の名は、「草の輝き」。

仙台在住の小説家、佐伯一麦(さえきかずみ)さんの作品。

小説の中では、主人公の草木染の師匠として出てきます。

そして、この草木塔を建てた時の様子も小説になっています。

小説の舞台・・・、う~む、ロマンチックが止まらない!201212

しかし、今日の草木塔。強風で、杉葉が落ち、せっかくの風情がだいなしです。

大日堂参道にある杉の木は正直、いらないと思っているんです。

杉から楓に変えたらどんなにか素晴らしい観光スポットになることやら。

201211 昨日の楓の写真はこの草木塔にある楓。201215

今日もきれいです。

色合いが仰々しくなく、控え目なのがいいですね。

今日は天気がいいので、ちょっとだけ店を閉めて平清水散策をしてきました。

かわいらしい焼き物で出来たお仏様を道端に見つけました。

201214

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