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2009年8月

2009年8月30日 (日)

未来は僕らの手の中

とうとう選挙当日になりました。

今回の選挙ほど、自分の票が将来を左右する感じがするのも珍しいですね。

歴史的な1日になる、そんな感じがします。

まさに、「未来は僕らの手の中」。

一緒にブルーハーツのライブを聴きに行った仲間が、今、ある代議士の政策秘書をしています。

彼からブルーハーツの魅力を教わりました。

陣中見舞いはできなかったけれど、当選祝いを贈らせてもらうぞ。

今見てもシビレるな~、ヒロトは。

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2009年8月29日 (土)

クレーム処理に関して

店を開いていると避けられないのが商品に関してのクレームです。

先日、当店で扱っている商品に関してクレームがありました。

以前食べた時と違って、辛味を感じる、というものでした。

早速、返品された商品の確認をしてみました。

私が見るには辛味ではなく酸味であり、発酵が進んだ状態であると判断しました。

発酵食品の乳酸の酸味は、慣れた人には問題ないのですが、一定の品質を望むお客様には説明が難しいので、商品の一定期間の扱いを中止しました。

その旨を電話で伝え、あらためて入荷した際に連絡をさしあげることにしました。

対応のしかたでお客様を味方にすることもできますし対応が悪ければ敵にしてしまいます。

昨日、感心したのが大手外食チェーンのクレームへの対応でした。

株主優待券を利用して大手外食チェーンを利用するのですが、いつも近所にある所の味だけが他と違うのです。

こんな味だったかな?なんか、コクがないと言うか・・・。いつも感じていました。他の店では満足できるのが、ここは何か満足できない。

もともとそこのタレの味が好きで株主になったもので、さすがに気になり本部にメールを入れました。

1時間ほどで返信メールがありました。

大きい企業にもかかわらず、素早い反応に驚きました。

だいたいの内容はこうです。

原材料、調理法はどの店も同じです。マニュアルに沿って調理していますが、店舗ごとに行っているのでムラが出た可能性があります。確認、指導を行い品質管理体制の強化を図っていきます。不愉快な思いをさせて申し訳ありませんでした。

誠意ある対応に、この会社を今後も応援していこうと思いました。

しかし、最終的に味を確認する責任者が代わらないと、味は変わらないのではないか?という心配もしています。

チェーン店の品質管理がしっかり行われるか、1週間後にもう一度味の確認に行くつもりです。

結局、品質保証は人がするものであり、人材の育成ができるか否かが会社や業界の将来を決めると思います。

日本酒業界・・・品質保証はいったい誰がしているんでしょうか?

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2009年8月28日 (金)

カレーと日本酒の肝

もし私が蔵元だとして、蔵人を募集しなければいけなくなったとします。

その際に、応募多数で人を選ばないといけない、そうなったら、ある試験を課します。

「好きな材料を使っていいからカレーを作ってみてください。」

カレー作りを試験にするのです。

味覚センスを問う試験。

センスのない人は何をつくらせてもまずくなってしまうので、ここでふるいにかけます。

旨いカレーが作れない人が旨い酒を造れるはずがない(と、私は思います)。

センスのない人が日本酒業界に入るのは、羅針盤を持たずに大航海に出ようとするのと同じで危なっかしくてしょうがありません。

一見ひどいことを言っているように聞こえるかもしれませんが、たとえば、私は運動センスがありませんので、いくら血の滲むような努力をしたとしても一流の運動選手にはなることができなかったと思います。

同じく、酒造りもセンスが必要で、いくら頑張っても旨い酒が造れない人はいます。

日本酒業界は、一流も草野球レベルも同じグラウンドに立って勝負している状態です。

目立ちたがり屋さんやその取り巻き連中が騒いでいる、インパクト勝負・・・。

「正酒屋 六根浄」では、「Deep Impact」より「Deep Inside」な酒を提供していきます。

ところで、本題。

カレー作りの肝は「玉ねぎの炒め方」、日本酒造りの肝は「蒸米」。ここをしっかりおさえるとほぼ間違いないと思います。

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2009年8月27日 (木)

マンネリ打破!!

最近、ブログでの写真が少なくなっています。

別にデジカメが壊れたわけではありません。

写真に頼る手法に少し飽きただけです。

なんでもそうですが、人のやることはマンネリ化しやすい。

ちょっとマンネリを打破したくなったのです。

そういう意味で参考にしているのがボブ・ディランのあり方。

常に裏切り続ける。自分の表現したいことを表現する。

私にとってディランは、かっこいいし面白いしどこか笑える存在。

たまにニュースとなって聞こえてくるのが面白いニュースなんです。

無名の日本人の作品から歌詞を盗作した、とか、子供たちの前で演奏したら子供たちがディランのあまりの気持ち悪さにビビッた、等々。

最近では若い警官から職務質問される・・・、たしか、国民的英雄だったはず。

弓の達人が弓をもたなくなり、弓の存在すら忘れる・・・、ディランにはどこか弓の達人を感じさせるものがあります。

私も純米酒って何だっけ?というくらいに極めたいものです。

まったくプンプン系云々を言っているのは、ディランがプロテスタントソングを歌っていた頃みたいなものです。

まだまだこれからですね。

当選祝」はコチラからどうぞ!

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2009年8月26日 (水)

ジュルジュリー罰符~Go Cat Go!~

ごくたまにですが、音をたてて試飲をされる方がいます。

「ジュルジュル」

とても複雑な気持ちになります。

この人は何をアピールしようとしているんだろうか?

俺は酒に詳しいんだぞ、お酒を真剣に見ているんだぞ、そんなところでしょうか。

しかし、お酒を飲む作法としてはいただけません。

周りが迷惑しますので早急に止めることをお勧めします。

かく言う私も10年ほど前までやっていましたが・・・。

ちなみに、正しいきき酒の手順は以下の通りです。

①酒を見る(目)

酒を目で見る。このことで酒に対する集中力が高まる効果があります。発酵がスムーズに進んだ酒は透明感があり、着色も少ないものです。

②上立ち香を嗅ぐ(鼻)

器に鼻を近づけ、香りを嗅ぎます。だいたい旨い、不味いはここで判別できます。

③口に含み舌の上でころがす。(口)

少量の酒を口に含み、甘・酸・旨・苦・渋の五味を確認します。

少量というのは、昨年の清酒官能評価講習では6~10mlと教えられました。以前は5mlと言われていたのですが、舌の上に広げ味を見るには5ml以下では少ないようです。

④後味を見る

舌の上に残った味の確認をします。後口がさっぱりとしたキレの良い酒ほど発酵が順調で良酒であるといえます。

きき酒の上達法は、とにかく言葉を覚えること。

言語化できない味、香りは忘れてしまいます。

実際の日本酒の香りは、複合香であることが多いので、判別が難しいことが多いのですが、香りの原因の遡及と対策をするには、より細かく分析可能なレベルまで見る必要があります。

「老香(ひねか)」と言われている香りに関しても、現在では使わないほうがいい言葉とされ、より細かい見方をすることが要求されています。

正しい訓練を受け、数をこなす。これに尽きるようです。

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2009年8月24日 (月)

明るい選挙推進運動の始まりは・・・六根浄も選挙モード全開!

選挙と金そして酒。

悪しき慣習を排除し、正しい公正な選挙にする。

現在の「明るい選挙推進運動」。

実は、この運動が全国に先駆けて大衆主導で行われたのが山形でした。

かつては、「公明選挙運動」と呼ばれていた運動。

昭和27年、公職選挙法施行後初の総選挙を前に、大手新聞社朝日・毎日・読売の3社が共同で「公明選挙を推進する」という広告を載せ、公明選挙運動が幕を開ける事になります。

これにいち早く呼応したのが、当時、山形県連合青年団にいた寒河江善秋氏でした。

善秋氏は青年団と婦人会とが協力し、「山形県選挙浄化委員会」を設立することを発案します。

新聞での公明選挙の呼びかけからたった20日後に、このことが山形の新聞で発表になりました。

明るい選挙推進運動のあゆみ」に書いてある、東京での公明選挙連盟設立より早い設立。

この時の運動として、ポスター、チラシ、講演会、遊説、「創造劇」での啓発などが行われ、結果、投票率89%となり、山形は全国一の投票率となりました。

この時の山形の公明選挙運動はモデルケースとされ、全国に紹介されることとなりました。

色んなところに出てくる寒河江善秋氏の名前。その発想力・行動力・指導力にはいつも感心させられます。

ブレーン・ストーミングの手法を日本に初めて紹介したのが善秋氏なんだそうです。

しかし、善秋氏もまさかお酒の「陣中見舞い」まで禁止になるとは思わなかったでしょう。

当店オリジナル「純米吟醸 善秋」。

選挙に関係なく、秋にしみじみ飲んでいただきたいお酒です。

「当選祝い」には、「純米酒 六根浄」。

ご注文はこちらからどうぞ。

※今回の記事は、山形県立米沢女子短期大学の亀ヶ谷雅彦教授の論文を参照させていただきました。

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2009年8月23日 (日)

「正酒屋 六根浄」も選挙モードに入ります!

8月30日(日)に行われる選挙。熱を帯びてきましたね。

かつては日本酒も陣中見舞いなどで、選挙時には用いられることも多かったのが、法律で禁止され、すっかり出番が少なくなってしまいました。

買収行為は罰すべきことですが、「陣中見舞い」まで禁止する必要はあったのでしょうか?

法律によって萎縮してしまい、「当選祝い」にお酒を贈ることまでビクビクしてしまっている現状。

「当選祝い」にお酒を送ることは禁止されていません。

むしろ、気持ちを形にすることはとても大事なことです。

そこで、「当選祝い」にお薦めの酒をご紹介します!

21671 鳩が描かれている酒、「純米酒 六根浄」です。

21672 鳩が末広がりの「八」を表し、縁起がいいことこの上なし。

特に、民主党の当選議員の方にお薦めです!

Photo

とにかく、祝い事には日本酒が欠かせません。

「当選祝い」はこちらからどうぞ!

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2009年8月22日 (土)

食べてから飲むのは愚の骨頂、食べながら飲むこと

ちょっと過激な表題は、私の言葉ではなく、かつての官能評価の権威、佐藤信・元醸造試験所所長が書いた「酒を楽しむ本」の中に書いてある言葉です。

食事後の酒は避けるべき、とし、その理由として、酒が美味くない、を第一に挙げ、何のためにまずい酒を飲むのか意味がわからない、とまで言い切っています。

私もこの意見に同意します。

ご飯を食べた後に飲む酒はおいしいと思いません。せっかく丁寧に造った良い酒であっても美味しく感じなくなるのです。

旨い酒を飲むには、常日頃の心がけが必要です。

少なくとも午後3時以降は甘いものをとらない、辛いものを摂取しない、化学調味料づけの食品をとらない、以上のようなことを私は心がけています。

一歩間違えると、アル中・・・。

そうすることにより、「旨味」という日本酒の真髄に迫ることができるのです。

そこまでするか?と言われそうですが、そこまでしてたどり着いた晩酌の旨さは、何にも代えがたいご褒美となるのです。

お酒を飲む前に、ご飯を食べないとか甘いものを取らないとかは、酒飲みの作法みたいなもので、酒飲みの口伝えに伝わってきたことだったように思えるのですが、社会構造やライフスタイルの変化により、作法が断絶してしまったように思えます。

作法の断絶によって現れてきたのが、高グルコースのバイオ高香気性酵母使用のプンプン系。

たぶん、満腹で血中糖濃度が上がった状態で飲んでも甘味を感じることができるので、「甘くて美味しい」という評価を得られたのでしょう。

つまみのいらない酒、それは、新たな日本酒文化の創設なのでしょうか?

日本酒は食生活と結びつき、洗練されてきた酒。

和食、特に魚介類との相性が抜群でした。それが同じ日本酒を名乗るにもかかわらず・・・。

食前酒としての活用法も言われていますが、食前酒としては度数が高く、消化器官への負担が大きいような感じがしています。

プンプン系の生き残る道を考えるとすれば、アルコール度数を高くても12~13%程度に落とす、そうすることで初めて食前酒としての役割を認められるようになると思います。

それでも、もともと醸造食品って匂いと旨味が絶妙のバランスで成り立っていた伝統食品のはず、やっぱり味のバランスを崩す人工的な香りはいらないのでは?と思っていますけれど。

「正酒屋 六根浄」では、食事と合わせて美味しい、食卓を豊かにする酒を提供していきます。

和食に合う食中酒をお探しの方は、こちらからどうぞ。

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2009年8月20日 (木)

有言実行

合格書が届きました。218201_3

清酒官能評価講習の試験項目を全てクリアしました。

有言実行ができてほっとしています。

流通業者としては全国初なのではないか、と先生がおっしゃっていました。

早速、昨日、レポート提出をしました。

レポートが受理されてから「清酒専門評価者」の資格が取得できるわけです。

レポートの内容がちょっと面白い内容で提出したので、どんな反応をしてくるのか楽しみです。

ところで、何で一発クリアできなかったのか?という疑問。

一つには、「集中力」。4日間、きき酒に集中し続けるのは大変疲れました。久々の東京で夜、飲み歩いてしまったのも、多少なりとも影響があったように思われます。

二つには、「きき酒のクセ」。先日お話したように、私は「苦味」を大変重要視しております。試料で使用される酒の「苦味」がノイズとなって他の味に集中できませんでした。長い間に自分なりのきき酒のクセがついていることがわかったのが昨年度の収穫でした。

今回は前回の反省をふまえ合格することができました。

ただ、私は「清酒専門評価者」の資格を取得することを目的にしておりません。

より良い酒を造り、消費者の方に伝え、楽しんでいただく。

そのためにはやはり「品質保証」をしっかりしていくしかない。

今回の資格取得は、造り手と売り手が一体となった「完全なる品質保証」機関としての「正酒屋 六根浄」を継続・発展させていく過程の一つでしかないのです。

「正酒屋 六根浄」の具体的応援の第一歩はこちらからお願いします!

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2009年8月19日 (水)

「FIFA公認日本酒の販売のお知らせ」に思う・・・

先ほど、アイコーポレーションさんから、以下の内容で連絡がありました。

>■FIFA(国際サッカー連盟)とのライセンス契約

>弊社はこの度、FIFA(国際サッカー連盟)とライセンス契約を結び、
>2010年サッカー・ワールドカップ南アフリカ大会公認の日本酒、
>焼酎、リキュールを開発し、世界各国で販売する権利を取得致しました。

>かねてより「おいしい日本酒を世界へ!」を合言葉にしてきた弊社は、
>日本酒の素晴らしさを世界各国の人々、特に若い世代の方々に
>知っていただきたいとの思いから、全国より16社の蔵元を厳選し、
>本商品を企画・開発致しました。


>■商品について

>商品のラベルには、FIFAのロゴ及び南アフリカ大会のトレードマークが入り、
>全17酒類(日本酒13種類・本格焼酎2種類・和リキュール2種類)を、
>ワールドスタンダードの750ml・375mlサイズのオリジナルボトルで
>販売致します。
>ラベルデザインには、南アフリカをイメージしたアニマル柄や、
>サッカーのフィールドプレーヤーのシルエットなどを取り入れ、
>豊富なバリエーションをお楽しみいただけます。


>■販売時期

>販売期間:2009年10月~2010年ワールドカップ終了後3ヶ月間
>ワールドカップ開催期間:2010年6月11日(金)~7月11日(日)

>なお、この企画は若い世代の方々に日本酒を飲んでいただくための
>業界全体の試みと捉えております。

凄くいいぞ!この企画は。

>そのため、販売先はあらゆる業態に拡大して参りますが、

えっ・・・!?特約店の意味って?

>発信元の弊社としましては、特約店の皆様との繋がりを
>第一に考えております。

こういうのを「矛盾」って言うのでは?

>皆様には業界発展のため、ご理解・ご協力を賜りますよう、
>よろしくお願い申し上げます。

もう言葉がありません。

アイコーポレーション様の益々のご繁盛をご祈念申し上げます。

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2009年8月17日 (月)

日、日照りじゃ~

長い梅雨もようやく明けた感じのお盆。

「正酒屋 六根浄」店内での会話。

わがまま店主「日、日照りじゃ~。」

スタッフA「何が?」

わがまま店主「客が・・・。客日照りじゃ~。」

スタッフA「どうすればいいの?」

わがまま店主「ちょっと、お大日様にお願いをしてきます。(店を出る)」

という感じの会話が繰り広げられていました。

店の営業も神頼みでは心もとないものです。

今までは「勢い」で来ていたものが、自分からアクションを起こしていかなければいけない時期に入ってきたようです。

今後、宣伝活動や営業をどのようにしていくのか、「正酒屋 六根浄」のあり方そのものも色々と考えなければ・・・。

ブログを読んでいただけるのはありがたいのです・・・。

ただ、「正酒屋 六根浄」への応援の具体的実践の第一歩はこちらからお願いします!

218171 こちらの写真。

先々週に行われた「清酒製造技術」講習会の懇親会二次会での写真。

中心に写っているのは、京都の「玉川」の杜氏、フィリップ・ハーパーさん。イギリス出身。

拍子抜けするくらい、日本人以上に日本人らしい発想の人だと思いました。

ハーパーさんの他にも、県外からの講師として、「喜久酔」、「醸し人九平次」、「越乃雪月花」、「水芭蕉」、「日高見」の杜氏さんや社長さんが山形にお越しになりました。

こういう時の意見交換がためになるんですよね。

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2009年8月16日 (日)

さんまは気仙沼に限る~「福よし」さん~

「正酒屋 六根浄」はお盆期間中も営業しております。

皆さんが休暇をとって楽しそうにしているのを見ると羨ましい・・・。

でも私も実は、先週、一足はやい休暇をとって気仙沼へ行っていたのです。

218161 気仙沼と言えば、ここ。

「福よし」さんです。

218162 今年はカツオが不漁らしいのですが、鮮度のいいカツオがドーン。218163

ウニとホヤ。

今が旬です。

218164

メインディッシュはもちろん、「サンマの塩焼き」。

「福よし」さんのサンマを食べると目からうろこが出ると思います。

たかがサンマ、されどサンマ。嗚呼サンマよ、サンマ。東京からサンマンエン出しても行く価値があるぞ!

時間をかけてじっくりと焼きますので、待っている間の待ち遠しいことと言ったら・・・。

この写真で気づいたかもしれないですが、煙など一切上がりません。

さんまの頭の下には脂受けの容器が炭の周りにぐるりとあります。

一般的に見られる魚の脂が炭に落ちて煙が出ているサンマは焦げ臭く、ハラワタが半生のような状態で生臭さが残っているような気がします。

「福よし」さんでは、魚によって串の種類を代え、焼き具合を確かめながら丁寧に焼く。これが味の秘訣なのでしょう。218165

このサンマは北海道沖の脂の乗ったサンマ。このカメラに収めきれない大振りのサンマ。美味しんぼの山岡をして「世界一の焼き魚」と言わしめた焼き魚が目の前に・・・。

サンマはお盆あたりのものが脂が乗って旨いような気がします。

「福よし」さんにも置いていただいている「純米酒 六根浄」とサンマ。

この秋の最高タッグ。

そのお味は・・・、実際に行って食べて下さい。

お酒が進みすぎて次の日はさすがにグロッキーでした。

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2009年8月14日 (金)

和釜魔店主「苦味」の獲得経験を語る

私の日本酒経験の中での大きなターニングポイントは「苦味」の獲得でした。

日本酒の苦味の質を分析することで、「苦味」の原因としての「蒸米」、必要な設備としての「和釜」へと行き着くことになりました。

これはテキストに書いていないことでした。

教わったのは酒造技術者ではなく蕎麦屋さん。

われ以外みな師、強く実感した出来事でした。

どうして蕎麦屋さんだったかと言えば・・・。

今から約10年前、山形の若手の蕎麦屋さんの間で定期的に日本酒を飲む会を開いており、私も何度か参加させていただいておりました。

そのうちメンバーの蕎麦屋さんで自分たちの酒を造ろうということで、私に話を持ちかけてきてくれました。

今でも覚えております。

「せっかくやるのでしたら『鄙願』を超える蕎麦屋酒を造りましょう!」と蕎麦屋さんの皆さんの前で宣言したことを。

すべて山形産にこだわった原料で造り、いいものが出来上がりました。

お披露目をすることとなり、自信満々でお酒を持って行ったところ・・・。

ほとんどのメンバーからは好評だったのですが、ある蕎麦屋さんが「この酒は苦い。」といい始めました。

その酒に関しては「苦味」を感ずることがなかったといいますか、その時は「何を言っているのだろう?」くらいの意識しかなく、気にも留めませんでした。

翌年、前年よりもいいものが出来上がり、また、お披露目をすることになりましたが、同じ人が「やっぱり苦いんだよな~。」と言います。

これは何かがあると思い、その方の好む酒を飲んだところ、「はっ、このことか!」と気づかされることとなりました。

そのときまで一杯目が旨く感じても次にお酒が進まない原因がわからなかったのですが、「苦味」の存在が明らかになることにより、問題解決に向かうこととなったのです。

続きは、「正酒屋 六根浄」で。

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2009年8月13日 (木)

和釜魔店主の逆襲

わがまま店主。

ひらがなではちょっと頑固な酒にこだわった店主程度の印象しか与えていないことでしょう。

しかし、その本性は・・・和釜魔!

現代酒造技術を盲信してきた皆さんにとっては、ひぇ~ですよ。

忘れてきた酒造技術の中に眠っていた真実。

酒造の根本は「蒸米」であるということ。

限定吸水による管理だけでない旨味のある蒸米の仕上げ。

その源流にあるのが、山形県鶴岡市出身の鑑定官「中村政五郎」であり、宮城県出身の鑑定官「鹿又親」の教えでした。

前者の教えは灘の酒造りへ多大な影響を与え、後者の教えからは「有松嘉一」を経て「上原浩」へと受け継がれました。

大東亜戦争の戦局の悪化に伴う混乱のもと、これらの酒造技術は経験として受け継がれた蔵もありましたが、表立った理論としては、ほぼ忘れられました。

蒸きょう設備としての「和釜」は、優れた蒸米となる構造であり、旨味を最大限に引き出すことが出来る設備だということが私の経験からも実感することができました。

福島の「大七」さんでは新社屋を建てる際、「和釜」にこだわり、竈(かまど)と巨大な煙突を新たに作り直しました。

福島の「大七」さんは、名杜氏といわれた伊藤勝次杜氏が、灘の辰馬本家酒造(白鹿)に通いつめ、生酛の技法を習得し、その時に「生酛づくりの最後の総帥」と言われた辰馬本家の「井上貞三」技師長に「蒸米」の重要性を叩き込まれたようです。

井上貞三氏は中村政五郎氏の薫陶を受けた一人。

さらに後年、上原浩氏が伊藤勝次杜氏と出会うことになる。

「中村政五郎」と「鹿又親」の教えの融合。

「和釜」を手放すわけがありません。一時、ボイラーによる縦型連続蒸米機を導入したらしいですが、すぐにやめたと聞きます。

なぜ、「完全なる蒸米(旨味のある蒸米)」の重要性(限定吸水だけでない)が忘れられたのか?

これは一つの仮説なのですが、造り手に苦味の感受性がある人とない人がいて、苦味の感受性のない人にとって見ると、この蒸米の旨味というものが理解できていなかったのではないかと。

蒸米の蒸し方が甘いと蒸米に苦味が残ったままです。そうすると、酒に苦味が移るのです。

皆さん、ほとんどの日本酒は苦くありませんか?

苦味の感受性がない造り手は、苦味を感じなくても、飲みづらさを感じるようですので、グルコースの甘味でカバーするようになります。さらに、カプロン酸の苦味・エグミを感じないようで、高香気性酵母(プンプン系のもと)を安易に使用する・・・。

しっかりと、味の評価が出来る人を選抜しプロの技術者として養成していくこと。

このことが「日本酒復権への第一歩」だと思います。

最後に一言、

「とはいえ、日本酒は純米酒に戻らなければならないと考える」

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2009年8月12日 (水)

夏が来れば思い出す・・・怪奇談3

私の小学校時代のあだ名は「イタコ」でした。

「イタコ」と言えば恐山。

おどろおどろしいあだ名をつけられていたんです。

そう、私は霊媒体質で・・・というのは嘘で、私の本名の一部が「いたろう」なもので、「いたろう」と言えば、「潮来のいたろう」という訳で・・・。

「潮来・・・イタコ」

子どもの連想術には、恐れ入谷の鬼子母神です。

さて、今晩の怪奇談にいきますか。

オルゴール事件の数日後の出来事です。

深夜にオルゴールが鳴る、そんな非現実的なことが起こると少しの事にも敏感になるものです。

やはり、その晩も深夜0時過ぎまで「ノルウェーの森」を読んでいました。

すると、どこからかまた音が聞こえてくるではないですか・・・。

今度はオルゴールの音ではありません。

クラシック音楽でした。

かすかにかすかに聞こえるのです。

ラジオの電源でも消し忘れたのかと思いスピーカーに耳をあてましたが、そこが音源ではありませんでした。

どこだろう?ん?外から聞こえて来ている!

窓を開けてみました。

驚く事に夜中にも関わらずクラシックが夜空に鳴り響いているのです。

この続きは六根浄にて。

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夏が来れば思い出す・・・怪奇談2

お盆やお彼岸というのは霊的世界と現実世界とが繋がる時期なんでしょうか?

私自身が体験した不思議な出来事・・・。

今から20年前、夏休みで帰省し、実家にいたときのことです。

その日は、深夜まで本を読んでいました。

今でもよく覚えています。読んでいた本は「ノルウェーの森」。

時計を見ると2時を少し回ったあたりでした。

突然、隣の部屋からオルゴールの音が鳴り響きました。

「!」

聞いた事がある音色でした。子どもの頃に聞いていた羽子板のガラスケースについていたオルゴールの音です。曲名は「春の海」。

隣の部屋には誰もいない・・・。

そう思うと恐くなり、電気も消さずに布団をかぶってガタガタと震えていました。

いつの間にか寝てしまっていたのでしょう、起きたら朝になっていました。

「ちくしょう、オルゴールの奴め!驚かせやがって。」

意気込んで、隣の部屋に行きました。

すると・・・、オルゴールなど昔に処分され、存在していなかったんです。

さらに背筋が寒くなりました。

あの音はいったいどこから聞こえてきた音だったのでしょう?

いや~酒と全然関係の無い話ですみません・・・。

この時期はお酒を飲んで早く寝るのがいいみたいですよ。

全国のブロガーの皆さん、あまり恐い話は書かないでくださいね。

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2009年8月11日 (火)

夏が来れば思い出す・・・怪奇談

山形の酒造業界で「愛」と言えば、もう東光さんのことを指します。

先週、東光の小嶋やのすけ(漢字を失念しましてすみません)さんをお見かけしたら、ほっぺの福々しいことには、まあ、あやかりたいと思ったものです。

そのほっぺをみたら、ふと、ある話を思い出しました。

数年前、やのすけさんと二人でタクシーに一緒に乗る機会がありました。

そう長い距離ではないのですが、道路工事でなかなか前に進みませんでした。

気まずくなったのかタクシー運転手がポツポツと話し始めました。

不思議な出来事を。

山辺町から中山町へ続く、昔からの道での出来事だったそうです。

以前より不思議な現象が起こると言われていた場所で、その場所を通っていたところ霧が急に立ち込めてきたんだそうです。

そして、車の前に人がスーッと現れて「ドン!」

避ける間もなかったそうです。

これは大変なことになってしまった・・・と思い、車を止め、見に行ったら・・・。

何もなかったんだそうです。

おいおい、よく探したのかよ、とは思いましたが、まあ、そんなことを経験したのだそうです。

全国のタクシー運転手さん、お願いですから、タクシーの中で怪談をするのはやめてくださいね。

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地震に思う・・・

私が住んでいる近くに藤の木があり、季節はずれの花を咲かせることがある。

その時に大きな地震が来ることが多い。

最近、花が咲いたので不気味に思っていたのだが・・・。

おとといには「正酒屋 六根浄」の前の池のカワニナがうじょうじょ姿を現し、何事かと。

このたびの地震で被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

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2009年8月10日 (月)

真相はいかに

女優の酒井法子容疑者が逮捕された話題で、台湾や中国の人にインタビューをすると逮捕後でも好意的なコメントをしています。

本当に酒井法子容疑者は本当に中国・台湾で大スターであったのか?

本日、目の当たりにしました!

毎年、七右エ門窯に山形大学の交流生を連れてきてくれる台湾出身の推定40代の教授がいます。

その教授を店に招きいれ、質問しました。

「本当に酒井容疑者は向こうで人気あったんですか?」

「いやー(今回の件は)本当にショックだヨ。私達の世代には凄く人気があったんだヨ。」

「向こうの人が好む顔なんですか?」

「松田聖子とか・・・あと同時代で・・・。」

「中森明菜さんですか?」

「そうそう、松田聖子、中森明菜、酒井法子は人気あったネ。」

「そういえば加勢大周も人気あったとか?」

「え~、誰それ。」

以上が噂の真相のようです。

本日は、更におどいた事がありました。

「023」という山形のミニコミ誌の若い営業さんが、七右エ門窯が来客で忙しく、相手されないのでうろうろしていたのを見つけ、店に招きいれ(客引きはやってないですよ・・・)話をしました。

店の商品の紹介をし、当店オリジナル「純米吟醸 善秋」の説明をしたところ、「あの寒河江先生のことですか」と。

「えっ?」こんな若い人の口から、寒河江善秋氏の名が・・・。

よく聞けば、高校時代ボランティア活動をしており、先輩方から山形には社会活動の先駆者がいてよく覚えておくようにということを言われて「寒河江先生」という名を覚えていたんだそうです。

これも何かのご縁です。

「023」のプレゼントコーナーに「純米吟醸 善秋」を提供させていただく話となりました。しかし、採用なるかどうかは編集長が決めるとのこと、なんだそりゃ。

追記:やっぱり編集長の許可がおりなかったそうです・・・、なんだそりゃ。

プレゼントのテーマが「文化」。「文化」的じゃなかったんですね、当店の純米酒は・・・。

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Lush Life

先週日曜日からの一週間は色々なことがありすぎて、自分の中で消化できずにいました。

ブログは単なる日記調ではダメで、読んでためになる内容でなければならないと常に考えています。

頭の中で整理できないものを書くわけにはいきません。

すこしずつ滓が下がって上澄みになった部分から書いていきます。

まずは、先週日曜日に行われた「NOISY DUCK」さんでの小島のり子さんのライブ。

アルバム「Lush Life」は、小島のり子さんが日本酒を飲んでインスパイアされて書いたオリジナル曲が多く収録されているアルバム。

そのCDの収録メンバー、ピアノの大口純一郎氏、ギターの山口友生氏との3名での演奏でした。

「開運 特別純米」を飲んで書いた「For Better Days]では、演奏中に故・波瀬正吉氏(お会いした事は無いのですが)に感謝し、おもわず涙が出そうに。

お酒を飲んで曲になる・・・。

いろんな世界の人に想像力を与えられるような酒造りをしたい、そう思ったライブでした。

フルートの小島さんの演奏も素敵だったのですが、個人的には大口純一郎氏のピアノに驚きました。

ピアノから流れ出す音の魔力・・・エレガントで透明感のある演奏。自然と意識は別世界へ。ピアノ演奏がこんなに心に響くなんて。

ライブはやっぱりいいな~と思った一夜でした。

「Lush Life」は邦訳すると「酔いどれ人生」となるそうで、まったく私にピッタリな内容でした。

打ち上げに「純米酒 六根浄」を使っていただき、あわせて感謝いたします。

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2009年8月 5日 (水)

花岡正庸氏による「完全発酵」の考え方

「完全発酵」なる語句は、いつから言われ始めたのでしょうか?

おそらく言われ始めたのはごく最近のことで、上原先生を信奉する蔵元さんが、発酵を進めて、日本酒度がよりプラスになった酒を指して「完全発酵」の酒と言い始めたような気がします。

本当にそれで「完全発酵」なのか?

検証してみましょう。

古い酒造技術書を見てみると、「完全発酵」という語句は用いていませんが、醪での熟成を重視した技術者が存在していました。

その名は、花岡正庸(はなおか まさつね)氏。

秋田吟醸の開基。数少ない歴史に名を残す酒造技術者の一人。

ちなみに、現在の低温経過を取る速醸酒母の姿は、花岡正庸氏の改良によってもたらされたものです。

花岡氏は「醸造論文集 第五輯2」(昭和13年)中の「酒造に於ける三味一体」で自論を展開しています。

要約すると、

清酒は、アルコール、酸、エキスの三つから構成され、これら3つが「三味一体」となり熟成味が出たところで酒を搾るべきである、とし、このタイミングが早くても遅くても良い酒にはならない、と言っています。

別な論文では、ボーメ、日本酒度の指標だけで酒を搾る風潮を指し、「メートルの悲哀」という表現を用いて、官能がおろそかになった醪管理を嘆いています。

それでは、どのような醪管理をすればいいのか?

それは秘密です(苦笑)。

論文に書いてありますので、自分で調べてください。

しかし、当時でもあまり聞き入れてもらえず、そのまま戦局の悪化で忘れられてしまった考えだったようです。

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2009年8月 3日 (月)

片田舎よりさし出たるブログ

ここしばらくの自分のブログを読み返してみました。

少し反省しています。

徒然草第79段

「よくわきまへたる道には、必ず口おもく、問はぬ限りはいはぬこそいみじけれ」

よく知っている道でも、黙っているほうが格好いいそうですね。

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2009年8月 2日 (日)

完全発酵

最近、ある方からご指摘があり、「完全発酵」について色々と調べていました。

「完全発酵」の定義があいまいなので、何がどうなれば完全発酵と呼ぶのか、難しいところです。

酒を搾ってからの状態が良い酒。崩れの無い酒。

山形では、火入れのタイミングを早めることで品質を保つ方法をとっているので、完全発酵の概念は薄いように思います。

ダレる前に火入れ。

しかし、私が山形酒に対して疑問に感じていた点。

火入れのタイミングだけが問題なのか?ということです。

ダレない酒造りとは何か?ダレない条件は?

来週から始まる清酒製造技術講習で、他県の杜氏さんから意見を伺ってみたいと思っています。

明日、8月3日月曜日は臨時休業とさせていただきます。

よろしくお願いいたします。

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