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2009年10月 1日 (木)

リアスの山の幸

三陸海岸はリアス式海岸と呼ばれ、海と山が接近した地形となっています。

一般的には海の幸ばかり注目されがちですが、山の幸も豊富なのです。

この時期は、松茸。

今や気仙沼を代表する知識人、畠山重篤氏の著作「リアスの海辺から~森は海の恋人~」(文春文庫)の中、「リアスの山の幸」の段で松茸の話が出てきます。

この話が繰り広げられる地域は、私の父が松茸を取っていた場所と同じ地域。

私の父は地元ではちょっと知られた松茸取り名人でした。

父と何度か松茸取りに行きました。

日中、地中に頭を出している松茸はほとんどありませんでした。なぜかと言えば、早朝、暗いうちから目をギラつかせた人たちが取ってしまうからです。まさに、現金が落ちている宝の山みたいな状態ですからね。

ですので、狙いに行くのは以前取れた場所の地中に頭を出していない松茸となります。

地中の松茸をどうやって見つけるのか?まあ、それは一子相伝ということで・・・(苦笑)。

見つけた松茸は、シロを壊さないよう、軸を折らないようにして底から掘り出します。松茸を取ったら、取った跡を見つからないよう、松葉をかぶせます。

数少ない経験でわかったことは、日当たりのよい場所にまとまってある、ということです。

形のいいものは出荷しましたので、家では取れたばかりの香りの鮮烈な松茸を松茸ご飯にして食べていました。

というわけで、松茸を見ると秋がきたな、と思うくらいで、別段、ありがたいとも思わない環境で育ちました。

新鮮なサンマに戻りガツオと松茸。

今考えると贅沢な環境で食育されたんですね。

プンプン系と合わない食材ばかり。

育った環境に感謝、感謝です。

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コメント

宮城県 牡蠣の森を慕う会(代表 畠山重篤)と申します。平素、森は海の恋人運動にご賛同いただきありがとうございます。

このたび、水山養殖場WebStoreより畠山重篤エッセイブログを掲載開始いたしました。機会があれば、ご覧いただければ幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。


尚、重複のご案内の場合は平にご容赦下さい。

投稿: 牡蠣の森を慕う会 | 2010年9月23日 (木) 02時08分

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