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2010年12月 9日 (木)

冬の花火

冴え冴えとした冬の空に花火を思うときがある。

冬の花火など見たことがないのに。

芥川龍之介の短編小説を読んでからのことだと思う。

芥川の小説からは現実よりも鮮やかで澄んだ色の花火が見えた。

「其処には丁度赤と青との花火が、蜘蛛手に闇を弾きながら、将に消えようとする所であつた。明子には何故かその花火が、殆悲しい気を起させる程それ程美しく思はれた。

『私は花火の事を考へてゐたのです。我々の生のやうな花火の事を。』」(芥川龍之介【舞踏会】より)

”蜘蛛手に闇を弾きながら”、こんな表現どこから出てくるのだろうか。

私にはとても真似が出来ないし、物書きにもなれない、しかし、酒の魅力を伝えることができる。

私は酒の事ばかり考えている。我々の生を豊かにする酒の事を。

あなたの心にも冬の花火を咲かせたいと思う。Photo

スモークハウス道楽亭さんの燻製とともに味わいたい酒。

格別燻製を楽しむ会」参加お待ちしております。

(あらためて「舞踏会」を読み返したら、11月3日の設定で冬ではなく、しかも「冬の花火」は太宰治ですしね。まったく、いい加減なものです。)

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