日記・コラム・つぶやき

2009年10月22日 (木)

「苦味」は「完全なる蒸米」によって克服できる!!

昨日、アサヒビールの荻田伍社長が山形に来ていたという記事を新聞で読みました。

私は荻田社長が「The21」11月号の記事の中で、「お客様の声を聞く側が、『俺たちは世界一のビールをつくっているんだ、味がわからないお客のほうが悪い』なんて思っていたら、いくらコクとキレが求められているという調査結果が出ても、きちんと受け取れるわけがない」と言っていたのが印象的でした。

日本酒業界もこの発言に見習うべき点があると思いました。

「日本酒は旨い、日本固有の伝統をもった文化的にも素晴らしいお酒だ。」おそらくほとんどの蔵元さんはこう考えていることでしょう。

しかし、次のようにも思っています。「何で消費者は日本酒を飲んでくれないのだろう?」と。

ほとんどの消費者は日本酒を次のように思っているのではないかと推測します。

「日本酒は旨いのかな・・・、たぶん旨い酒なんだろう。でも、飲みすぎれば頭痛がするし、次の日を考えるとちょっと・・・。」

消費者が日本酒を飲んだ時や飲んだ後に感じる日常的に起こる問題に対応できていないんです。

日本酒業界は、何かあると、伝統や文化といった超越項にすがろうとします。しかし、それだけでは、もう何の解決にならないことを認識したほうがいいです。

そこで私からの提案です。

《「旨味」や「コク」からの脱却》

かなり誤解を与えそうな表現です。

決して、欠点がある酒や炭を使うことを推奨しているわけではありません。

アサヒビールのスーパードライの成功例を参考にすべきだということです。

ドライが出る前は、キリンラガーの独壇場でした。キリンラガーの特徴は「苦味」でした。私もビールを飲み始めた頃は、キリンラガーは苦味が強いと感じていたものです。

その当時は、「ビールは苦くて当たり前、苦いのがいいんだ」という飲み手の常識があったような気がします。しかし、その裏では、「この苦味がもう少し和らいだら、もっとおいしく飲めるのにな~」という人達が増えてきており、その声を敏感に感じ取って商品化したのがスーパードライでした。

その後は一気の逆転劇。ビール業界の勢力図を変えてしまいました。

スーパードライの普及によるビールのソフト化は、日本酒消費にも影響を与えたと私は考えます。

キリンラガーの時代は、ビールの苦味が気になったら日本酒へシフトしていたのが、スーパードライになってからは、最初から最後までビールという人が多くなったのではないでしょうか。今ではビールからチューハイというスタイルも自然な流れとなりました。20年前は男なら邪道というか軟弱と思われる飲み方でしたが。

スーパードライが教えてくれたのは、「飲み手の潜在的ニーズの掘り起こし」。

《「旨味」や「コク」からの脱却》が意図するのは、日本酒は水で割ったらダメ、とか、ロックで飲むのが邪道だ、とか、良い酒は燗にするともったいない、という日本酒の一般的な常識を解いてあげることが大事で、現在の日本酒の不自由さを解消するための発想の転換ということになります。

「旨味」や「コク」にこだわると自分の体に応じたアルコール度数にすることができないですからね。

そこで大事になってくるのが、プンプン系のようなヘンテコな酒ではなく、薄まったときでも飲みやすい状態をどのように原酒で造り上げるかということになります。

ここでもやっぱり大事なのは「蒸米」の仕上げなのです。

いかに苦味の原因であるイネグルテリンを分解するか。

澱粉をアルファ化する目的だけでない、酒の味に影響を与えるタンパク質の分解や脂質の分解も考えなければ、「完全なる蒸米」とはならないのです。

先日の酒類総合研究所の発表により、私が言ってきた「完全なる蒸米」にようやく光が当たりそうで喜んでいます。

しかし、苦味に関して感受性のない人が一定割合でいらっしゃるようなので、私の話はわかる人にわかる狭い話になります。

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2009年10月16日 (金)

ブラジルサンバ

今年の私自身の収穫は、ブラジル音楽との出会いがあったことです。

山ブラ会長ご夫妻のお導きで「ヘナート・モタ&パトリシア・ロバート」の奇跡のライブに行ったのがきっかけでした。

何事も出会いが大事、そう思います。

私とブラジル。

何のつながりもなく、住んでいたアパートの近くに「ブラジル食堂」という名の大衆食堂があったことぐらい・・・。

ブラジルというと思い出すこと。

私が大学に入ったのが昭和最後の年。

バブル崩壊前夜といった感じで、夜の繁華街にも活気があり、大学生の飲み会といえばイッキ飲みが全盛の時代。

今でこそお酒の味をどうたらこうたら言う立場になりましたが、その当時は私もイッキ飲みをガンガンしておりました。

その中でも印象的なイッキ飲みの手法が「ブラジルサンバ」でした。

「○○が飲まなきゃ始まらない♪絶対キューッと言わせたい♪サンバ♪サンバ♪ブラジルサンバ♪憧れ~のブラジルサンバ♪飲めハー♪吐けハー♪」という歌をみんなで歌って、コップに入ったビールを次々とイッキしていくという狂乱じみた飲み方。それが「ブラジルサンバ」。

バブル景気が弾けて不景気が深刻化する前は、大学は遊んでナンボみたいな空気があったような気がします。

しかし、誰が考え出したのか、今から思えばブラジルを誤解するにもほどがありますね・・・。

そんな私も、今では「SANBATOWN」のゼジさんから送っていただいたMaria Rita「sanba mew」を聴いて、ブラジル音楽の虜になっています。本当に素晴らしい内容です。日本酒と同じで体全体で酔えますね。

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2009年10月15日 (木)

成田闘争とはいったい何だったのか?

私が大学に入った頃には、世間一般には学生運動というものは過去のもののはずでしたが、たまたま私が入った大学は中核派が健在でした。

大学の中には、特徴のある字で主義主張が書いてある大きい看板があり、「三里塚斗争」だの「なんとか粉砕」だのと書いてありました。

一見、廃墟のような「学館」と呼ばれた小汚いコンクリートむき出しの怪しい建物があったり、ヤッケを着た白いヘルメットにタオルで口元を隠した人たちが構内でビラ配りをし、校門の前には機動隊の車が常駐している状態。

別に相手にしなければ害はないので、そういった活動には無関心で私は普通の大学生活を送っていました。

しかしある時、語学の授業の途中に、自治会(この人たちが「中核派」と言われていました)の人たちが突如入ってきて、「学校から許可を得てきました。今から三里塚闘争のビデオを上映します。」とビデオを流し始めたことがありました。

今から考えると授業妨害ですが、当時は私も授業が潰れてよかった・・・くらいの気持ちでした。

ビデオの内容はドキュメンタリー映画で、国家権力による土地の収奪の構図で撮られており、実際の成田の農家の人の怒り・悲しみというものが映像になっていたように覚えています。おそらく、小川紳介監督のドキュメンタリー映画だったんだろうと思います。

羽田空港のハブ空港化の問題と小川紳介監督が創設を提唱した山形国際ドキュメンタリー映画祭が重なったので、ふと、昔のことを思い出していました。

と、本日、知人の方からいただいた、山形市門伝在住の齋藤たきち氏の書いた「わが出会い 人と本」の中に、著者が成田空港反対の立場で一坪地主であることが書いてあり、今でもこの問題が解決していないことに何とも言えない感慨をもってこの記事を書いた次第です。

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2009年10月10日 (土)

祝!栄冠

「竹鶴21年ピュアモルト」がイギリスで「最高賞」を受賞したとのニュースが入りましたね。

大変素晴らしいことです。

仙台工場のモルトもブレンドしてあるということで、ここから約1時間でいける距離の蒸留所から出たウイスキーが世界で最高の評価をされるということは何だかうれしいです。

世界最高の評価を得たということは世界最高の努力をした結果なのでしょう。

たしかにニッカの仙台工場はいいものを作っているという雰囲気があります。

この週末、お近くの方は工場見学などいかがでしょうか?

ところで、ニッカから山形のある蔵元に転職された方が、「ウイスキーにはロマンがある。」と言っていたのを思い出しました。

日本酒にはロマンがないのかよ、と、その時思いましたが・・・。

日本酒を救うのはロマンなのか?酒税UP阻止か?品質保証なのか?旨ければ何でもいいのか?

まずは、ニッカさん。祝!栄冠。

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2009年10月 9日 (金)

第一回 山長寄席

「第二公園 山長」さんで11月9日(月)に寄席が行われることになりました。

山形に本物の噺家さんがやってくるのです。

「柳家さん生(やなぎやさんしょう)独演会」Photo

新そばとお銚子付きというのですから、これはたまらない企画です。

この日は何としても行くしかないでしょう。

昨年の小遊三師匠の落語も腹がよじれるくらいに笑わせていただきました。

今回は、目の前で落語が聞ける最高の機会ですね。

お近くにお住まいの方は是非。

お問い合わせは、「第二公園 山長」(023)622-2963まで。

ところで、柳家さん生師匠のことを調べていたら、「柳家三寿(やなぎやさんじゅ)」師匠のことが出てきました。

柳家三寿師匠は、気仙沼出身の真打。

宮城県で育った30代後半以上の人は、知っている人物です。

30年ほど前に流れていた宮城県にあったおもちゃ屋さん(今でもあるのか知りませんが)のCMで「柳家さん弥で~す。」と元気に出ていたあの人です。

2年前の足立区議会議員選挙に立候補していたんですね。キャッチコピーは「明るい下町 あなたと足立」。落としどころを間違えたようです。

元気に活躍されているようで何よりです。

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2009年10月 2日 (金)

つれづれなるままに

つれづれなるままにブログを書いていると、色々なことが頭に浮かんでは消え、あれを書こうか、やっぱり止めよう、とか、自分の心の動きとの会話が繰り広げられます。

誰から見られるかわからないという緊張感がない単なる日記調のブログは、私の目指すところではなく、日記なら人様に見せるべきものではない、と思っています。

ですので、お酒を中心としたこれはためになるというような情報を発信していきたいと考え、ブログを書いています。

まあ、狙いがうまくいっているかどうかは定かではないですけれど。

ところで、大きな地震がサモアやインドネシアで発生しましたね。

私のところにはある情報筋(当然、名前は教えられません)から近々、大地震が来るとの情報が寄せられていました。

ちょっと遠いところだな、とは感じましたが、日本でも何らかの予兆を察知したのでしょう。

地震予知の研究は結構進んできているのかもしれません。

昔から自然界には地震を知らせる予兆があり、大地震の前には天候だけでなく動物や植物の動きにも異常が見られたことは良く知られています。

とすると、私達人間にも地震を察知する能力が備わっているはずです。

私はふと、はっちゃけました(70年代後半から80年代前半に用いた”ひらめいた”と同義語)。

「もしかすると、大地震の前のお酒の味は、普段とは違う味に感じるのではないか?」

う~む、地震予知のためにも今日もガッツリお酒を飲むぞ。

あやしうこそ物狂ほしけれ。

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2009年9月30日 (水)

言ったもん勝ち

昨日、PTAの会合で集まった時に、最近の子供の話となりました。

大きな声で自分の意見を言い放つ、「言ったもん勝ち」の子供が多くなった、ということでした。相手を思いやる気持ちがなくなっている、と。

私は思いました。

子供だけじゃない、マスコミも思いやりがなく人の揚げ足を取ることに躍起となっているし、政治家も子供の模範となれる人物がどれだけいることか。

インターネットの世界では、大の大人がブログで草むらから石を投げつけるような「言ったもん勝ち」をしている世の中だからな・・・。

子より親だろうと。

自分を省みて、人のことをどうこう言えるほど偉くないよな~、と思いながら、今日も一人、酒をあおるだけです。

そういえば、一昨日、ふらりと行ったバーに映画「ヴィヨンの妻」で第33回モントリオール世界映画祭の最優秀監督賞を受賞した根岸吉太郎監督がいました。

う~む、子供より親が大事・・・。

PTA失格。

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2009年9月25日 (金)

百日の説法屁一つ

ブログを書くにも準備が必要ですし、下手な事を書いたら信用を失う事につながります。

当店で扱う商品に関しても同じことが言えます。

「百日の説法屁一つ」とならないよう、吟味して取引をお願いすることになります。

当店が7月に導入した商品を覚えていますでしょうか?

記事「おかえり」の中で紹介した、山形の水道水「やまがたの水」。

なんだそりゃ?奇を衒ったんでしょう?と思っていた方。

今日のテレビをご覧になりましたか?

日テレの「SUPER SURPRISE」の中の企画「日本一うまい水道水を大調査」に「やまがたの水」が取り上げられていました。

日本一の水道水となった「鳴子の水」にたった1ポイント差・・・。北海道・東北ブロック2位の水道水。

他のブロック一位との比較では「鳴子の水」がダントツの一位だっただけに、惜しい、惜しすぎる!味のインパクトで負けた・・・。

しかし満足です。「優しい味」という共通した審査員の評価には同感ですし、一般の方の評価も非常に高かったですしね。

清酒専門評価者(いい響きだ・・・って、こういう態度が百日の説法屁一つですね)の六根浄店主が認めた水道水「やまがたの水」。

この水が出る山形の自然に感謝です。

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2009年9月13日 (日)

本日の酒粕を使ったスイーツ

先日にお話した、当店が国税庁の酒類業活性化事例に紹介されている文章を改めて検証してみました。

「土日に来店したお客様にはオリジナル銘柄の酒かすを使った手作りスイーツを提供している。」

週末の手作りスイーツ・・・、すみません。昨日はスタッフAの体調不良により提供することができませんでした。

しかし、本日は用意してあります。

「六根浄オリジナル生キャラメル」

今回の酒かすは「山形正宗 夏ノ純米(五百万石60%精米、きょうかい14号酵母使用)」のもの。

とても美味しく出来上がりました。

是非お立ち寄り下さい。

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2009年8月30日 (日)

未来は僕らの手の中

とうとう選挙当日になりました。

今回の選挙ほど、自分の票が将来を左右する感じがするのも珍しいですね。

歴史的な1日になる、そんな感じがします。

まさに、「未来は僕らの手の中」。

一緒にブルーハーツのライブを聴きに行った仲間が、今、ある代議士の政策秘書をしています。

彼からブルーハーツの魅力を教わりました。

陣中見舞いはできなかったけれど、当選祝いを贈らせてもらうぞ。

今見てもシビレるな~、ヒロトは。

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2009年8月29日 (土)

クレーム処理に関して

店を開いていると避けられないのが商品に関してのクレームです。

先日、当店で扱っている商品に関してクレームがありました。

以前食べた時と違って、辛味を感じる、というものでした。

早速、返品された商品の確認をしてみました。

私が見るには辛味ではなく酸味であり、発酵が進んだ状態であると判断しました。

発酵食品の乳酸の酸味は、慣れた人には問題ないのですが、一定の品質を望むお客様には説明が難しいので、商品の一定期間の扱いを中止しました。

その旨を電話で伝え、あらためて入荷した際に連絡をさしあげることにしました。

対応のしかたでお客様を味方にすることもできますし対応が悪ければ敵にしてしまいます。

昨日、感心したのが大手外食チェーンのクレームへの対応でした。

株主優待券を利用して大手外食チェーンを利用するのですが、いつも近所にある所の味だけが他と違うのです。

こんな味だったかな?なんか、コクがないと言うか・・・。いつも感じていました。他の店では満足できるのが、ここは何か満足できない。

もともとそこのタレの味が好きで株主になったもので、さすがに気になり本部にメールを入れました。

1時間ほどで返信メールがありました。

大きい企業にもかかわらず、素早い反応に驚きました。

だいたいの内容はこうです。

原材料、調理法はどの店も同じです。マニュアルに沿って調理していますが、店舗ごとに行っているのでムラが出た可能性があります。確認、指導を行い品質管理体制の強化を図っていきます。不愉快な思いをさせて申し訳ありませんでした。

誠意ある対応に、この会社を今後も応援していこうと思いました。

しかし、最終的に味を確認する責任者が代わらないと、味は変わらないのではないか?という心配もしています。

チェーン店の品質管理がしっかり行われるか、1週間後にもう一度味の確認に行くつもりです。

結局、品質保証は人がするものであり、人材の育成ができるか否かが会社や業界の将来を決めると思います。

日本酒業界・・・品質保証はいったい誰がしているんでしょうか?

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2009年8月27日 (木)

マンネリ打破!!

最近、ブログでの写真が少なくなっています。

別にデジカメが壊れたわけではありません。

写真に頼る手法に少し飽きただけです。

なんでもそうですが、人のやることはマンネリ化しやすい。

ちょっとマンネリを打破したくなったのです。

そういう意味で参考にしているのがボブ・ディランのあり方。

常に裏切り続ける。自分の表現したいことを表現する。

私にとってディランは、かっこいいし面白いしどこか笑える存在。

たまにニュースとなって聞こえてくるのが面白いニュースなんです。

無名の日本人の作品から歌詞を盗作した、とか、子供たちの前で演奏したら子供たちがディランのあまりの気持ち悪さにビビッた、等々。

最近では若い警官から職務質問される・・・、たしか、国民的英雄だったはず。

弓の達人が弓をもたなくなり、弓の存在すら忘れる・・・、ディランにはどこか弓の達人を感じさせるものがあります。

私も純米酒って何だっけ?というくらいに極めたいものです。

まったくプンプン系云々を言っているのは、ディランがプロテスタントソングを歌っていた頃みたいなものです。

まだまだこれからですね。

当選祝」はコチラからどうぞ!

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2009年8月12日 (水)

夏が来れば思い出す・・・怪奇談2

お盆やお彼岸というのは霊的世界と現実世界とが繋がる時期なんでしょうか?

私自身が体験した不思議な出来事・・・。

今から20年前、夏休みで帰省し、実家にいたときのことです。

その日は、深夜まで本を読んでいました。

今でもよく覚えています。読んでいた本は「ノルウェーの森」。

時計を見ると2時を少し回ったあたりでした。

突然、隣の部屋からオルゴールの音が鳴り響きました。

「!」

聞いた事がある音色でした。子どもの頃に聞いていた羽子板のガラスケースについていたオルゴールの音です。曲名は「春の海」。

隣の部屋には誰もいない・・・。

そう思うと恐くなり、電気も消さずに布団をかぶってガタガタと震えていました。

いつの間にか寝てしまっていたのでしょう、起きたら朝になっていました。

「ちくしょう、オルゴールの奴め!驚かせやがって。」

意気込んで、隣の部屋に行きました。

すると・・・、オルゴールなど昔に処分され、存在していなかったんです。

さらに背筋が寒くなりました。

あの音はいったいどこから聞こえてきた音だったのでしょう?

いや~酒と全然関係の無い話ですみません・・・。

この時期はお酒を飲んで早く寝るのがいいみたいですよ。

全国のブロガーの皆さん、あまり恐い話は書かないでくださいね。

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2009年8月11日 (火)

夏が来れば思い出す・・・怪奇談

山形の酒造業界で「愛」と言えば、もう東光さんのことを指します。

先週、東光の小嶋やのすけ(漢字を失念しましてすみません)さんをお見かけしたら、ほっぺの福々しいことには、まあ、あやかりたいと思ったものです。

そのほっぺをみたら、ふと、ある話を思い出しました。

数年前、やのすけさんと二人でタクシーに一緒に乗る機会がありました。

そう長い距離ではないのですが、道路工事でなかなか前に進みませんでした。

気まずくなったのかタクシー運転手がポツポツと話し始めました。

不思議な出来事を。

山辺町から中山町へ続く、昔からの道での出来事だったそうです。

以前より不思議な現象が起こると言われていた場所で、その場所を通っていたところ霧が急に立ち込めてきたんだそうです。

そして、車の前に人がスーッと現れて「ドン!」

避ける間もなかったそうです。

これは大変なことになってしまった・・・と思い、車を止め、見に行ったら・・・。

何もなかったんだそうです。

おいおい、よく探したのかよ、とは思いましたが、まあ、そんなことを経験したのだそうです。

全国のタクシー運転手さん、お願いですから、タクシーの中で怪談をするのはやめてくださいね。

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地震に思う・・・

私が住んでいる近くに藤の木があり、季節はずれの花を咲かせることがある。

その時に大きな地震が来ることが多い。

最近、花が咲いたので不気味に思っていたのだが・・・。

おとといには「正酒屋 六根浄」の前の池のカワニナがうじょうじょ姿を現し、何事かと。

このたびの地震で被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

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2009年7月 9日 (木)

おかえり

昔から山形市近辺に住んでいる人の家に、このようなダルマがあるのを見かけたことはなかったでしょうか?21792

この写真のダルマは、先日お伺いした「家具のヤマヒョウ」さんの倉庫に並んであるのを見つけ、店長からいただいてきました。

この人形焼は、その昔、平清水の斉藤とくさんが作った福ダルマなのです。

かつて山形の初市(はついち)で売っていた縁起ダルマ。

平清水の土からできた人形焼で、今では継ぐ人がいなく幻となってしまいました。

21791 平泉寺のしだれ桜前の駐車場に工房があり、私が平清水に来た頃には、すでにあばら家となっていました。

長い年月を経て、平清水で作ったダルマが「正酒屋 六根浄」に来ることになったというのも何かの縁を感じずにいられません。

家に置いてあるのを見かけましたら、大事に扱ってください。

21793

ところで、「正酒屋 六根浄」では、水を売り始めました。

「やまがたの水」

ネーミングもストレート。

中身は、山形市又治窯沢川の清らかな流れからつくった水道水・・・、そうなんです水道水をボトリングした商品。

もちろん、加熱処理してカルキ分を取り除いていますので、カルキ臭さは一切ありません。

「又治窯沢川」は下流になると「松尾川」になります。

昨日の記事で書いた「松尾山観音」の下を流れる川です。

山形市上下水道部が威信をかけてボトルにした水。

ビロードのような舌触りとさっぱりした後切れ。軟水。

この水道水を飲んでいるのは「家具のヤマヒョウ」さんがある、ごく限られた地区。うらやましい限りです。

日本酒を水道水で造っているところは、実は多いんです。

蔵元独自の地下水を用いてなんていうところは少数派なのではないでしょうか。

それほど水の汚染が進んでいる証拠です。

子供の頃は、水を買う時代が来るなどと思いもしませんでした。

まさか、水道水を売ることになるとは・・・。

そんな理屈など関係なしにおいしい水だと思います。

ただ今、店に来た人だけに限定販売しております。

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2009年7月 8日 (水)

「箪笥 箪笥 箪笥」もしくは「国境の南、奥山清行氏の西隣」ならびに「阿修羅」

定休日の翌日は、ブログネタがありすぎてかえって書きづらいのです。

まず昨日は、朝一番に小学校の5学年の学年発表会を見に、小学校へ。

平日の朝八時三十分開始の八時四十五分終了という、微妙な時間にもかかわらず、大勢の保護者の方々がビデオやカメラを片手に集まっておりました。

最近の流行なんでしょうか、太鼓演奏の後に「やぁー」って決めポーズをするのは。正直、見世物っぽい感じで好きになれませんでした。

学校を後にしてから向かったのは、最上三十三観音第9番札所「松尾山観音」。

まったくの思いつきで行ったのですが、普通に考えて、思いついて自然に三十三観音に向かってしまう私はいったい何者なのでしょうか?

近くにありながら、まだ行ったことがありませんでした。

21771 茅葺の重厚な建造物。驚くことに国の重要文化財。さり気なさ過ぎです。

21772

参道入り口の階段。

国の重要文化財があるとはとても思えないシチュエーション。

道が狭く、大きな車では、このはし渡るべからず、です。

21773 次に向かったのは、松尾山観音を出てから坂を下った近くにある「家具のヤマヒョウ」さん。

時代箪笥の修復、再生をしている和の伝統を守る職人がいる店です。

私が所属している謎の集団「ショウシュウダン」のメンバーの井上さんが店長をしています。

メンバーの出産祝いの打ち合わせをしようと店に初めて顔を出したのですが、偶然に他のメンバーも同じ用件でちょうど店に来てタイミングの良さにびっくりしました。

打ち合わせ後、店長の井上さんから箪笥の説明を聞き、箪笥に込められた先人の知恵に感心しきり。

この錠前金具が「揚羽蝶」のかっこいい箪笥は米沢地方に伝わる「野郎箪笥」という箪笥で、男の人が婿入りするときに持っていくものなのだそうです。

女性の嫁入り箪笥より小さいサイズで、婿の立場を表しています。21774_2

こちらは「女箪笥」。

21776 ヤマヒョウさん製作の船箪笥。

これを海に入れると浮かぶ・・・まだ試していないそうです。

重厚感があってカッコいいですね。21779

地下は工房となっており、金具の修復も全部自前。

和の文化を守る人がここにいました。

丁寧な説明をありがとうございました。

せっかくだからということで、出産祝いを届けにショウシュウダンメンバー3人で、あのフェラーリの設計で世界的に有名なケン奥山こと奥山清行氏の実家の隣に住んでいるMさん宅に伺いました。

Mさんは地元ラジオ局でDJをしたりと色んなことをやっている人で、ショウシュウダンメンバーの中でも最年少。先日、仏像ファンの注目を浴びた興福寺の「阿修羅」にそっくりなのです。

Mさん宅に上がらせていただき、母君に「ヤスシ君にはいつもお世話になっております。」とご挨拶。

しかし、よく考えたら「シンヤ君」でした。すみません・・・。

お昼近くになったので、どこに行こう?という話になり、「季分屋」の話をしたら、ヤマヒョウの井上さんとMさんも知らないというので、あっさり決まりました。

民家で洋食屋。私もまだ2回目。

お膳が来たときに「ヤッター、自分のが来た!」と思っていると他人の注文したメニューという肩透かしを何回かくらいますので注意が必要です。出てくる時間の長さが絶妙の隠し味となっているのは確かです。

217710 私が注文したカツカレー。

これで500円。安くて旨い!

217711 Mさんが注文したスペシャル丼。

とんでもなく大きい丼に、カツの卵とじ、ハンバーグ、カレーが入っている、子供の大好きなメニューを一つに具現化した丼。

これからはスベシャル丼というより阿修羅丼と呼びたいところです。

スベシャル丼980円

217712 ヤマヒョウ井上さん注文の「鳥唐揚げ定食」500円。

「季分屋」さんの料理には一食入魂といったような気合を感じました。

定休日は、まったくもって予測がつかないことが多くて楽しいですね。

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2009年7月 6日 (月)

Liquore Paradiso "Rockonjo"

土曜日はコーコーヤのライブに行ってきました。

コーコーヤは、この春にフジ系列で放送されたTVアニメ「リストランテ・パラディーゾ」の音楽を担当していたインストユニット。

当日は、休憩をはさんで一部と二部の構成となっており、1st アルバム「Antique」からの曲を聴きながら、これは昭和時代のNHK朝の連続ドラマのBGMっぽいな、などと勝手なイメージを連想していました。

約二時間、どこか懐かしさの感じる心地の良い音楽と楽しいMCに酔いしれた夜でした。

ライブ終了後の打ち上げにも参加させていただき、「純米酒 六根浄」をコーコーヤのメンバーに飲んでいただきました。喜んでいただいたようでうれしいです。

打ち上げの席で山形ブラジル協会会長からコーコーヤ女子部にプレゼントが贈られました。コーコーヤの名前と演奏する楽器が描いてある「銀山上の畑焼」の磁器の杯。すごく洒落たプレゼントです。大喜びのコーコーヤ女子部。Photo Photo_2

打ち上げの席では、1枚目の写真に写っているコーコーヤメンバーのクラリネット奏者黒川紗恵子さんが隣にすわり、梅雨の時期は低気圧の日が多く、頭痛がして辛い日が多いとのことで、私も冬の低気圧の米の蒸しあがりには大変苦労します、とのこじつけトークで盛り上がりました・・・。

翌日、山ブラ会長ご夫妻とともに黒川さんが「正酒屋 六根浄」に来店されました。

打ち上げの席で予告していた「正酒屋 六根浄」休日特別限定スイーツを用意し、召し上がっていただきました。スタッフベリーAが頑張って作った、初お目見えとなる「酒粕を練りこんだ生キャラメル」。大好評だったようです。

山ブラ会長ご夫妻、コーコーヤの皆さん、いい週末をありがとうございました。

今、店でかけている「リストランテ・パラディーゾ」のサントラCD「ムジカ・パラディーゾ」も、とてもいい感じです。Photo_3

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2009年6月26日 (金)

1Q84

ロサンゼルスオリンピックがあった年。

前回のモスクワオリンピックに日本が不参加だったので、凄く盛り上がったオリンピックだった印象があります。開会式でロケットを積んだ人が飛んできたのにはビックリ仰天でした。

何をさせてもアメリカが強く、アメリカの圧倒的な存在を感じた年。

リック・スプリングフィールドもといブルース・スプリグスティーンが「ボーン・イン・ザ・USA」を熱唱していたのが1984年。

当時は、洋楽が今とは比較にならないほど身近な音楽でした。

テレビでは、「ベストヒットUSA」や「MTV」があり、毎週、新たなヒーローが出てくるのを楽しみにしていたものです。

ラジオでは、ラジオ日本の存在が大きく、平日は大貫憲章さんがやっていた「サウンドプロセッサー」、土曜日は湯川れい子さんがDJをしていた「ビルボードTOP40」で最新情報を得たものでした。

80年代前半は第二次ブリティッシュ・インヴェイジョンと言われたムーヴメントが起こっており、デュラン・デュランやカルチャー・クラブといったイギリス発のビジュアル系のバンドが次々と出てきていました。

1984年は、アメリカのミュージシャンも決して負けてはいません。インパクト大魔王ライオネル・リッチーは曲を出せば大ヒット。ケニー・ロジャースと見分けがつかなかったケニー・ロギンスはロギンス&メッシーナ時代の良質なサウンドはどこへやら、「フットルース」でプンプンバリバリ。シンディ・ローパーもマドンナと張り合い、負けじとヒットを出しておりました。

別格はプリンス。見た目も異彩を放っておりましたが非常に高い音楽性は時代を超えておりました。時々、志村けんのような声を出していましたが。

本当の別格総本山は・・・マイケル・ジャクソンだったのではないでしょうか。

1982年末に発売されたアルバム「スリラー」は売れまくっており、1984年に発売された「JUMP」収録のヴァン・ヘイレン「1984」は1位を奪うことができませんでした。

とにかく、音楽も格好いいし、ムーンウォークがまた、様になっていたんですよね。今の若い人には考えられないでしょうが、現在のエキセントリックなイメージとは全然違う正統派の大スターでした。

それが、今朝の訃報。

何だかとても寂しい気持ちになってます。あの時代の頂点だった人物がいなくなった。

時々ニュースになる話題提供が楽しみにだったことに今、気づかされました。

合掌。

そういえば当時、こんな曲もヒットしましたよね。

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2009年6月22日 (月)

犯人はどれだ?

あまり経験のない三日酔い状態。

何しろ頭痛がひどいのです。

昨夜には今までにないくらいの頭痛を感じて、頭痛薬を飲んでやっと痛みから解放された次第。

量的には次の日に残るような飲み方ではなかったのですが・・・。

焼酎を飲んだ次の日も頭痛がすることが多いのですが、ここまでの頭痛は本格的飲酒歴約20年をもってして初めての経験です。

酒は毒だ。改めて考えさせられます。

お前は毒を売っているのか?

いや、当店で売っている酒に関してはありえない現象なのです。

アルコールが毒なのではなく、なんらかの物質が頭痛の原因物質となっているのでしょう。

私は、日本酒では戦前に唱えられたフーゼル油悪玉説の立場を取りたいと思います。プンプン系のカプロン酸エチルなどを含んだ酒も頭痛がします。

しかし、一昨日飲んだ酒は赤ワイン。つまみはチーズの盛り合わせ。

ヒスタミン、チアミン、亜硝酸塩、フーゼル油、メタノール、除酸、補酸、補糖・・・。

どれが犯人なのかはわかりませんが、わかるようになるまでには体がもたないです。

いつまでたってもダメな私ね・・・って、二日酔いの時に思います。

でも、悪いのは自分だけではなく、酒に含まれる成分だとすれば売る側も気をつけていかなければいけません。

「酔い」を楽しみ、次の日の活力になるような酒だけを売っていきたいと強く思う次第です。

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2009年6月12日 (金)

君命も受けざる所あり

今から65年前。

昭和19年6月。

インド北東のインパールを攻略する目的の「インパール作戦」が遂行されておりました。

牟田口司令官の独断と専攻で始まったインパール作戦。

不測の事態を想定しない、兵站無視の必勝の信念だけで作戦を押し通そうとした無謀な戦いでした。

それでも第15軍第31師団「烈」は勇猛果敢にコヒマまで攻め込んでおりました。

しかし、武器の補給どころか食糧の補給すらない状態.。兵士たちは飢えとマラリア・赤痢などの病気で苦しんでいました。

そんな中、第15軍の司令官牟田口廉也中将は、激戦区から遠く離れた避暑地からコヒマ死守の命令を出すのみ。勤務時間の5時を過ぎれば料亭に繰り出し芸者と戯れる毎日。

アホな杜氏が酒を造ると酒がまずくなる程度で済みますが、アホな司令官が軍を指揮すると大勢の人間が死ぬのです。

佐藤中将の怒りは限界に達しました。

「このままでは全滅してしまう。弾薬・食糧のあるところまで撤退せよ!!」

この命令違反の行動によって第31師団烈、1万数千人の部下の命が救われることとなります。

これが日本陸軍史上初となる師団長レベルでの命令違反「抗命事件」でした。

その後、インパール作戦は中止となりましたが、撤退には困難を極め、退路は死屍累々とし、「白骨街道」「靖国街道」とも言われるほど悲惨な状況だったそうです。

人的損害は甚大で、戦死者3万2千人、戦病者4万人以上を出しました。

インパール作戦を指揮した牟田口中将は、司令官を更迭されたものの、日本国内に戻り、陸軍予科士官学校校長となり、戦後も自己弁護をし続け、一切の謝罪の弁もなかったそうです。

死んだ兵士が浮かばれないですよ、これは。

「抗命事件」を起こし、多くの部下の命を救った佐藤幸徳中将は山形県庄内町出身。

佐藤幸徳中将の名は、先日、川西町の舩山達郎さんから伺ったことで知りました。

インパール作戦の前に川西町(旧・吉島村)にお忍びで訪ねてきたことがあり、来訪の理由を調べているうちに面白い事実が判明したのだそうです。

川西町にかつて恋した女性がおり、お墓参りに来たのではないか、と推測しておりました。

昨年には、インパール作戦を生き延びた方々(四国の方が多いそうです)が「追慕の碑」がある山形県庄内町の乗慶寺に集まり、佐藤幸徳中将を偲んだそうです。

2月にはイギリスBBCの取材が庄内町に訪れました。

今まで、こんな人を知らずに過ごしていたとは・・・、本当に恥ずかしい思いです。

寒河江善秋氏は”戦友の遺骨をできるだけ日本に持ち帰りたい”と「半遁世」で申しておりましたが、国はインパールに残された遺骨を収集する努力をしてきたでしょうか?

この梅雨の雨が、遠いインド・ビルマから運ばれた、お国のために戦い命を落とした多くの人達が流した涙に思えてきます。

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2009年1月 4日 (日)

明けましておめでとうございます

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

酒造りの時期は、酒造りに集中したいので昨年同様ブログを書かずにいました。

今は想いをブログではなく、酒に込める時期。

ブログが連続更新されるようになったら酒造りが一段落ついたということです。

まだ先のことですけれども。

今年もよろしくお願いいたします。

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2008年12月15日 (月)

A Fool Such As I

12151 本日でひとまず店舗での営業は休止です。

なんとかやってこれたというのが正直な感想です。

本当にあっという間でした。

まともな人間だったら純米酒専門の酒屋を始めるなどという発想にはならないのですが、もう始めてしまったんですよね・・・。

純米酒というものが当たり前になるまで、今後もやっていくしかない、という感じです。

しかし、昨日も酒を飲んだのですが、「純米大吟醸」という冠をつけておきながら、どうにもこうにも箸にも棒にもかからないような酒があり、まだまだまずい酒が市場に溢れていることに今更ながら憤慨しています。

こういうまずい酒に出会った時、消費者は泣き寝入りか、小売店の管理のせいにしてしまうんでしょうけれど、どうみても蔵元から出荷する前の状態に不備があった商品です・・・、この蔵元に一言物申す!

高香気酵母を使用したならば管理を万全にしないことには、飲める商品にならないことを蔵元は百も承知なはず。

720mlで5,000円・・・。「正酒屋 六根浄」のどの酒よりも高いんです。でも、うちにあるどの商品よりもまずい。

こういう酒があると、「やっぱり吟醸はアル添だよね」などとと言われる口実となってしまうんです。

これが山形の蔵元で、今年の全国鑑評会の金賞受賞蔵だっていうんですから余計に腹が立つんですよね。

自分が売る酒の状態を見てますか?

鑑評会に向ける情熱をもう少し市販酒に注いではいかがでしょうか?

「品質保証」

私が「正酒屋 六根浄」を始めるにあたって掲げたことを来年も貫徹していきます!

ネットでの注文は受け付けております。

今後ともよろしくお願いします。

Cimg1573 この写真のお墓は、滝山地区にある酒の名がついた珍しい戒名が刻まれた「好学酒楽居士の墓」

江戸末期か明治初期あたりの寺子屋の先生のお墓だそうです。孔子の影響が感じられ、微笑ましい戒名です。

お墓の台のところには、瓢箪の徳利と盃が見えます。

何だかおおらかですよね。

私は勉強嫌いなただの純米酒依怙地で、おおらかさに欠けているようですみません。

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2008年12月13日 (土)

満天星

Photo_3 Photo_4 11115 12132 12131_3   

ドウダンツツジは、「満天星躑躅」と書く。

満天というか、満点をあげたいくらいに季節を飾ってくれた。

もう葉もすべて落ちてしまった。

しかし、しっかりと枝の先に芽を蓄えている。

本日、明日と「正酒屋 六根浄」では、「冬籠りフェアー」を開催しております。

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2008年12月 1日 (月)

平泉寺(へいせんじ)の草木塔のこと

私がいつもお参りしている大日堂の階段下の池のほとりにひっそり建つ石碑。

Photo これが草木染で知られた大場キミさんが建てた草木塔です。

朝の草木塔は、太陽の光にボワーッと優しく包まれ、何とも言えず癒される空間です。

これは十月の初旬に撮った写真。

大場キミさんは、、「正酒屋 六根浄」よりもさらに奥の平清水に在住し、草木染の研究をし、著書まで出した方です。

非常に聡明な方だったらしく、地元の文化人達と交流があり、七右エ門窯とゆかりの深い寒河江善秋氏の遺稿集刊行会会員名簿にも名を連ねています。

実は、小説に出てくる人物のモデルとなっています。

小説の名は、「草の輝き」。

仙台在住の小説家、佐伯一麦(さえきかずみ)さんの作品。

小説の中では、主人公の草木染の師匠として出てきます。

そして、この草木塔を建てた時の様子も小説になっています。

小説の舞台・・・、う~む、ロマンチックが止まらない!201212

しかし、今日の草木塔。強風で、杉葉が落ち、せっかくの風情がだいなしです。

大日堂参道にある杉の木は正直、いらないと思っているんです。

杉から楓に変えたらどんなにか素晴らしい観光スポットになることやら。

201211 昨日の楓の写真はこの草木塔にある楓。201215

今日もきれいです。

色合いが仰々しくなく、控え目なのがいいですね。

今日は天気がいいので、ちょっとだけ店を閉めて平清水散策をしてきました。

かわいらしい焼き物で出来たお仏様を道端に見つけました。

201214

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2008年11月30日 (日)

君にも聞こえるかい?

11291_2晩秋の楓はどこか寂しげに見えます。

紅葉もこれで見おさめになりそうです。

気がつけば、虫の音が聞こえなくなっているんですね。

静謐の季節が近づいています。

11292 昨日店でハワイアンのクリスマスソングをかけていたところ、最初のお客様にハワイ育ちの方がいらっしゃいました。

「懐かしい・・・」

かかっていた曲は、

「Do you hear what I hear?」

「日本のクリスマスは寒いのよね・・・。」

暑さ寒さの違いはあれ、このクリスマスソングには静謐さを感じます。

ちなみに、「Do you hear what I hear?」はクリスマスの定番ソングの一つ。

キャリー・アンダーウッドというオーディション番組出身の人気カントリーシンガーも歌っています。これは少し大仰な感じですが・・・。

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2008年11月28日 (金)

シベール熊谷眞一社長との邂逅

昨日は夕方から中央公民館で行われた「七日町御殿堰開発プレゼンテーション」へ参加しました。

参加人数は150名はいたでしょうか?

思ったより、かなり大がかりな会合でした。

「七日町御殿堰開発」というのは、山形市中心市街地活性化基本計画の中の中心事業のひとつ。

現在、暗渠となっている山形市の中心を流れる七日町の「御殿堰」を再生し、商業施設を備えた新たな観光拠点を目指すというもの。

現在、岩淵茶舗さんと結城屋さんがある場所に商業施設が建つのだそうです。

詳しくは、こちら。

11272 遠藤利明衆議院議員や市川山形市長も挨拶をしに来て、山形市中心市街地活性化に、この事業に期待するものが大きいんだなと感じました。

私をこの会に誘ってくださったのは、七日町御殿堰開発株式会社の結城社長。

結城さんの事業概要の説明は、コンセプトが明瞭で、必ず成功させるんだという熱意を感じました。

以前のブログで、「後藤又兵衛旅館」が無くなってから七日町は変わった、と山形出身のJTB会長の舩山 龍二氏の話を書きました。

しかし、地元の人は魅力のあるまちづくりを目指して頑張り、七日町に新たな名所が生まれようとしています。

このような現場に立ち会え、良い経験をさせていただきました。ありがとうございました。

ところで、帰り際、見覚えのある顔が・・・、おーっ、シベールの熊谷眞一社長ではないですか!!

これは千載一遇のチャンス!

早速、名刺を渡しに熊谷社長の前に行き、「シベールの熊谷社長でいらっしゃいますね?」と聞いたところうなずかれました。

来ました、この瞬間が。

「シベール株主の熊谷です!」なんてことはいう訳はなく、「平清水で酒を売っております正酒屋 六根浄の熊谷と申します。」とご挨拶申し上げ、名刺をお渡ししました。

もう舞い上がってしまって何をしゃべったか覚えてません。

熊谷社長に一歩近づけた・・・って、商売で少しでも近づけるよう頑張らないと。

四つ葉のクローバーは近い所に集まっているんですよね。実感した一日でした。

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2008年11月21日 (金)

散った桜の花びらは無残だが、散ってもなお紅葉は美しい

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散った桜の花びらは無残だが、散ってもなお紅葉は美しい。

昨日の雪が嘘のように消えてしまった。

秋が少しだけ頑張っている。

昨晩は、山形コンベンションビューローの研修会で、「惣右エ門」さんへ。

講師がワラヤ酒店の田中浩一さんということで、七右エ門窯にお願いして参加させてもらいました。

時間に遅れて参加したところ、皆さんスーツをビシッと着て神妙にワラヤさんのお話を聞いていました。

普段着で参加した私は、「う~む、場違いだったかな?いや、私もいまや個人事業主。堂々としていよう!」と思ったのですが、胡坐をかいた足元を見たら、白いソックスが擦り切れて地肌が見えているではないですか・・・。

そんなことはさておき、さすがはワラヤさん。ちゃんと資料を作られてお話をしておりました。酒の会を数多くこなしているので、場慣れしているのでしょうね。

山形酒の応援団長ワラヤさん、大変参考になりました。

日本酒の次は、蕎麦の講義。

山形で栽培される蕎麦の種類には、最上早生、でわかおり、来迎寺在来があり、来迎寺在来という品種は、大石田地区で栽培されている在来種であるとのこと。

まだまだ私も勉強不足でした。ぜひ3種類の食べ比べをしてみたいです。

講義の後は、食事会。

お酒はワラヤさんセレクションの男山酒造の13BY大吟醸出品酒、燗酒に朝日川酒造「山吹極」が出るなど、贅沢な布陣でした。

そして、締めには新蕎麦!待ってました!

11211 右上の太い蕎麦が、でわかおり。

左下の細い黒っぽい蕎麦が、北海道産の蕎麦。

どっちが良いかって好みなのでしょうが、でわかおりの新蕎麦の甘味が優っている感じがしました。ホーム有利判定ということで。

しかし、新蕎麦は旨い!

もしかすると新蕎麦は10月より今の時期が旨い気がしますね。

今週はどこに食べにいこうかな。

「竹ふく」さんかな?いや、この前行ったばかりだしな。やっぱり、「梅そば」さんかな?近いからいつでも行けるしな・・・、久し振りに「きふね」さんもいいな・・・、「やま竹」さんもご無沙汰しているな・・・、ん~、この際、面倒だから、思い切ってはしごするか!

Photo ところで、ずっと「山形正宗 純米吟醸 稲造」が何に合うのか考えていたんです。

やっとわかりました。

「自家製粉の粗挽きの新蕎麦」。これは間違いないです。

そばりえの水戸部酒造の会長の承認をいただいてから書けばよかったかな?

事後承諾でお願いします!

お酒の注文はこちらから。

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2008年11月20日 (木)

Winter,spring,summer or fall

「Winter,spring,summer or fall」のフレーズは、キャロル・キングの「君の友達」の歌詞の一節。

11207「春夏冬二升五合」と書いて、「商い益々繁盛(あきないますますはんじょう)」と読みます。これは二升五合入る山形正宗「益々繁盛」。

11203 さて、もう秋を通り過ぎ、冬に入った感じですね。

11205 11201 もうすぐ冬籠りの準備をしなければ。

11204_2 

11206

そういえば、今日はボジョレー・ヌーボーの解禁日だとか。

もちろん当店には置いておりません。

当店のお薦めヌーボーはこれ。

11194 赤湯の紫金園(しきんえん)さんの自家栽培メルローのヌーボーです。

ライトタイプの辛口。

メルローの特有の香りがしっかりあり、渋味が味を引き締めています。

まだまだ若いのですが、今でも充分に旨いです。

ただ、私は渋味の存在には神経質になっているので、不躾を承知の上で、紫金園さんへ電話いたしました。

除酸剤を入れた酒は渋味がします。除酸剤による渋味なのかタンニンの渋味なのかはっきりさせたいんですよね。

「このワインには除酸剤は入っているのですか?」まったく聞く方も聞く方です。

「うちのワインには除酸剤は入っていません。」奥さんが答えてくれました。

このワインの渋味は、まぎれもないタンニンの渋味です。

もう一本、紫金園さんの赤ワインをご紹介します。

11195 ブラック・クイーンとマスカット・ベーリーAのブレンド。

ブラック・クイーンの心地の良い酸味が食欲をそそります。

焼き肉や肉料理に合いそうです。111816

樽平さんの帰りに立ち寄ったら、本当にこれで搾ってました。

まったくもって手造り・・・。

紫金園さんのワインはお店に来られる方だけに販売となりますので、ご注意ください。

11193 今日聴いているのはこのCD。

キャロル・キング2枚組BOXセット「私花集」。

ここに入っているジェームス・テイラーと歌っている「君と友達」がいいんですよね。

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2008年11月 7日 (金)

日塔貞子の生涯

11月9日(日)まで文翔館3階ギャラリーにて、「日塔貞子の生涯」特別展が開催されています。

以前、ブログで「稀な詩人」のタイトルで日塔貞子さんの紹介をしたことがあり、日塔貞子さんを世の中の人に知ってもらう活動をしている桜桃花会さんの方から開催する旨のご連絡をいただいておりました。

もっと早く紹介できればよかったのですが、紹介が遅れて申し訳ないです。

ところで、先月、この連絡のお手紙を頂いたときに、七右エ門窯に来ていたのが河北町の西里小学校の生徒たちでした。

西里小学校というのは、日塔貞子さんの曾祖父である漢学者 逸見魯斎氏が開校したのが始まりで、日塔貞子さんも通ったことがあった小学校だったような・・・。

偶然のことにびっくりしました。

店を始めてから、このような奇遇に出会うことが多いような気がします。

明日(11/8)には、「雪に燃える花」著者の安達徹氏による講演会がありますので、参加希望の方は事前に桜桃花会さんへ連絡して下さい。

連絡先はこちらに書いてあります

お近くの方は奮ってご参加ください。

Photo

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2008年11月 3日 (月)

中国で日本の醤油から酢酸エチルが検出された?

なんでこんなのがニュースになるのかよくわかりません。

最近、テレビによく出る毒物学の教授が、酢酸エチルが食品にあることが考えられない、という発言をしていました。

もちろんそんなことはなく、日本酒を始め多くの発酵食品の中に普通に存在する物質です。

酵母が発酵中に生成するのです。

生酛の酒の場合は、産膜酵母も酢酸エチル生成に関与しているそうです。

セメダインのような香りで、セメダイン臭や酢エチ臭と呼ばれる匂いの原因物質です。

山形県の出品用大吟醸がよく指摘されていました。

日本酒の中に含まれる酢酸エチルの量は20~120mg/Lと、ニュースで発表された醤油から検出された量より比較にならないほど含まれています。

今まで酢酸エチルの存在が当たり前過ぎて安全性など考えもしませんでした。

というよりも、何でもかんでも化学物質が発見されたとマスコミが消費者の不安を煽っているような気もします。

ただ、中国へ日本酒を輸出している蔵元さんは、今後、何を言われ出すか心配です。

食の安全というのは、お互い敬意を払える関係が成り立ってこそ守られるものだと思うんですよね。

さて、今日の甘酒は、麹の量が少し多めだったので味が多い印象でした。もうちょっと麹の比率を下げるか。

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2008年10月27日 (月)

未来は僕等の手の中

金曜日のブログのタイトルは「僕の話を聞いてくれ~」でした。

ご存じの方もいらっしゃったかもしれないですが、THE BLUE HEARTSが歌った「チェイン・ギャング」の歌詞の冒頭のフレーズです。

翌日、偶然にも、私の愚息A(長男)がTHE BLUE HEARTSの曲「未来は僕等の手の中」を歌っているではありませんか!

車の中では、「季節が~、空の青さに輝いて~」と、キャンディーズの曲はよく聞いているものの、THE BLUE HEARTSの曲はかけた覚えがありません。

「どうしてその曲を知っているんだ?」

「甲斐路だよ。」

「なんで甲斐路が関係あるんだ?」

「アニメのカイジだよ。」

カイジというアニメがあって、その主題歌として使われているそうです。

THE BLUE HEARTSと言えば、20年前にライブを観に行ったことがあります。

1988年12月19日。

場所は茨城県水戸市。

THE BLUE HEARTSのライブのため東京から足を運んだのでした。

当時、THE BLUE HEARTSは、3rdアルバム「TRAIN TRAIN」発売直後で人気も凄く、東京近郊の会場のチケットを取ることができず、水戸になったのです。

しかし、ライブに行くのも初めての経験、非常にワクワクしておりました。

東京から水戸、各駅停車の鈍行列車で約2時間、微妙な距離でしたが。

ようやく会場に着いて驚いたのは、私たち3人を除いて、ほぼ全員がヤンキールックの人たち。80年代後半は、地方にいけばまだまだヤンキーが健在だった時代でした。

ライブは最初からボルテージが上がりっぱなしで、終わる頃には汗だくでした。

この時のライブが非常に印象深く、翌年の代々木体育館でおこなわれたライブにも行きました。

THE BLUE HEARTSの曲を聞くと、忘れてかけていた思い出や眠っていたいろんな感情が呼び起される感じがするんですよね。

当時、パンクバンドでは気仙沼出身のチャーミー率いるLAUGHIN' NOSE(ラフィン・ノーズ)も人気がありました。

Photo_2

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2008年10月24日 (金)

若い二人に幸せあれ!

Photo_3 Photo_4今日はあまり天気が良くありませんでした。

午後に少し晴れ間が見えたので、外に出てみると風景のきれいなこと。

刻々と秋から冬へと向かっているんだな~としみじみ感じました。

ところで、今日来店されたカップルの方が明日結婚式をするという話を聞いてびっくり!

偶然にも私の結婚記念日と同じ日だったのです。

先日来店された際、鏡割りに使う酒に「純米酒 六根浄」をお薦めしていたのでした。

おめでたい席に使っていただけるとは本当にありがたいことです。

どうぞ末永くお幸せに!!

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僕の話を聞いてくれ~

なんで誰も聞いてくれないんだろう?

何を見ているんだろう?

どこをみているんだろう?

何の話かって?

Photo 看板ですよ!看板!

「正酒屋 六根浄」の文字の背景に写っている物のことです。

いつか聞いてくれる人が出てくると思ったのですが、出てこないんですよね。

もうしびれを切らしました!

酒屋なのに看板の写真はどうして「古銭」なんですか?という人がいると思ったんですが・・・。

本日は、看板の背景の古銭のご説明をいたします!

古銭は「文久永宝(ぶんきゅうえいほう)」という、幕末の文久から慶応年間まで鋳造された日本で最後の穴銭。

看板に使用した文久永宝は、3種類ある文久永宝のうち、「玉宝(ぎょくほう)」のみを使用しております。

「玉宝(ぎょくほう)」というのは、「寶」の字が「宝」になっているものを指します。

「玉宝(ぎょくほう)」の字を書いたのは、越前福井藩主の松平春嶽。幕末に政事総裁職として大活躍した人物。大河ドラマ「篤姫」では、矢島健一氏が演じている役です。

なぜ文久永宝を用いたのか?

理由はいくつかありました。

天下を取りに行った織田信長が旗印に「永楽通宝」の柄を使用したことにあやかったこと。

文久永宝の一つ一つの字の意味が好きだということ。特に、「玉宝(ぎょくほう)」って響きが好きなもので・・・。

「正酒屋 六根浄(玲瓏たる美酒の数々、一滴は玉宝の如し)」って宣伝文句などいかがでしょう?

裏面の青海波文様が縁起がいいこと。など

看板が出来た時に思ったのは、風景にマッチしすぎて目立たないな・・・、という感じでした。

でも、そのさりげない感じが好きなんです。

思い入れがある分、語りたくなっちゃうんですよね。

今度ご来店の際は、是非、看板もご覧ください。

Photo_2

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2008年10月16日 (木)

街角・・・七日町大通りを歩きながら・・・

火曜日は、自宅から「七日町大通り」を歩いて、八文字屋へ行きました。

私が十年ちょっと前に山形へ来た時に思ったのは、趣のある蔵造りの家が多く残っている町だな、と。

Photo 今でも山形市の中心部の七日町大通りには漆喰でできた立派な建物が残っています。

3~4年前までは、この建物の前にも「若松屋金物店」という立派な漆喰の蔵をもった建物がありました。

Photo_2 区画整理によって、次々と蔵造りの家が無くなっているんですよね。

かつて、中心街で一番印象的だったのは、「後藤又兵衛旅館」。

庭先まで手入れが行き届いた立派な旅館で、こんな伝統ある建物が大事にされ残っている町は素晴らしい、と思ったものでした。

その旅館の跡地は、更地にされ、山形銀行の駐車場に。

山形出身でJTB代表取締役会長の舩山 龍二氏は、地元の新聞のインタビューで、「後藤又兵衛旅館」が無くなってから、七日町はおかしくなった、と答えておりました。

古くて良いものを大事に守っていきたいですね。

八文字屋のレジの前にシベールの熊谷眞一社長の単行本が置いてあったので購入。

自伝や経営に関する本ではなく、「心象の小窓 希望」という題の詩集です。

近くのマックへ行き、さっそく読んでみました。

詩と商売って、一見結びつかないような気がしますが、商売に詩的なイメージは大事だと思っています。

天童には山形正宗の他にも出羽桜さんがあり、出羽桜さんがかつて業績を伸ばしたのは技術的研鑽もさることながら、社長であった仲野醇一氏(現社長である益美氏の父)の詩人として才能も大きかったのではないかと考えます。

「醸造論文集」の中にあった仲野醇一氏の詩を見た時に、なるほど、詩的イメージと商品コンセプトが一致したときに消費者の共感が得ることができるのか、と感じました。

さて、熊谷社長の「心象の小窓 希望」の中で印象に残ったのは、「街角」という詩。

私も尊敬する経営者、松下幸之助氏、稲森和夫氏らの名前が出ており、詩の終わりは次のように締めくくられています。

「心ある者は今

せめて千分の一の松下幸之助に

そして稲森和夫になろうとしている

念ずれば花ひらく」

少しでも尊敬する人に近づいている実感を得られている熊谷社長が羨ましい・・・、そういえば、先日シベールアリーナ&遅筆堂文庫がオープンしたんだっけな、と思ったら、いてもたってもいられず、シベールアリーナへ向かうことにしました。

Photo_3 去年工事中だった建物が完成しておりました。

さっそく、階段を上って行ったところ・・・、休館日!ガーン!

行動は計画的に。

Photo_4 先日、講演に来る予定だった大江健三郎氏が来なかったことで全国ニュースとなりました。

私は井上ひさし氏の演出だと思うのですが・・・、皆さんはどう思います?

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2008年10月 8日 (水)

完全限定!「川上善兵衛直伝マスカットベーリーA古木仕込み」 

昨日火曜日は定休日なので、赤湯「紫金園(しきんえん)」さんへ、ワインの仕込みに行って来ました。

Photo

今の時期は、ぶどうの直売所もあり、ワインも売っています。

ぶどうがもの凄く高い所になっています。

傘掛けの作業が大変でしょうね。

ここでワインの仕込みの申し込みをします。

税込3,150円でワイン一本分の仕込みを体験できるのです。

赤と白を選ぶことができ、私は赤を申し込みました。品種はマスカットベーリーA.。

紫金園さんには、川上品種マスカットベーリーAの古木があり、以前にも書いたことがあるかもしれませんが、川上善兵衛さんが直接持ち込んだ木なのだそうです。

Photo_2 この木が川上善兵衛さん直伝のマスカットベーリーA。

堂々たる風格。

この木にたわわに実った葡萄で赤ワインを作ること。

日本ワインの歴史ロマンを本日の仕込みに凝縮させます!!

 

 

Photo_3  

ポリフェノールがたっぷり含まれていそうです。

Photo_4

 

 

ぶどう原液「たわわ」もこの葡萄から作られます。

Photo_5

  

 

離れて撮った川上直伝葡萄の木。

この迫力!

なんだか岡本太郎の絵のようです。

この木から自分の舌で吟味して選んだぶどうを渡されたかご一杯入れます。

 

Photo_6 いきなり仕込み終了。

糖度を計ったら17.8あり、良いものができそうです。

仕込んでいる姿はこちらで。

ワインはクリスマス頃に届くそうです。

楽しみ、楽しみ。

「川上善兵衛直伝マスカットベーリーA古木仕込み」

まさしくプレミアムな一本。

すみませんが、これは売り物ではありません。

どうしても飲んでみたい人!

まだ間に合います。「紫金園」さんのマイワイン仕込体験をしてみてはいかがでしょう?

Photo_7 さて、「紫金園」さんの「桜水ワイン」のヌーボーを仕入れてきました。

原料はデラウェア。リンゴをかじった時のような爽やかな酸味と甘いハチミツのような香り。

甘味と酸味のバランスがいいんですよね。

今年もおいしいワインになりました。

こちらもオススメです!

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2008年10月 6日 (月)

電撃の6ハロン

競馬の短距離G1の頂点を決定するスプリンターズステークスによく用いられる,通称「電撃の6ハロン」。

響きがかっこいいですよね。

1分ちょっとの、見ている方も最初から最後まで気を抜けないレースです。

スプリンターズステークスと言えば、1994年12月のレースを思い出します。

当日、私は中山競馬場にいました。

今も種牡馬として活躍しているサクラバクシンオーの引退レースでした。

鉄板中の鉄板レース。負ける要素が考えられず、当然、単勝一点買い。

レースもレコードタイムで圧勝。

この馬の単勝で1.6倍は太い、と思ったものでした。

私も勝利の美酒に酔いしれました。(こんなことは滅多になかったのですが・・・)

さて、昨日のスプリンターズステークスの優勝馬の騎手は上村騎手で、G1初制覇であるとのこと。

現在、競馬から遠ざかっている私にとって意外なことに思えました。

上村騎手と言えば、あのナムラコクオーの主戦騎手ということで覚えております。

ナムラコクオーは、重賞を連覇し、2着との着差も大きく、圧倒的に強かった三冠馬ナリタブライアンに勝てるのはこの馬しかいない、と幻想を抱かせた馬でした。

惨敗したダービーでは、画面に向かって、スクールウォーズの松村雄基のように「な~むら~」と叫んでいました・・・。

脚部不安からその能力を最大限に生かすことができず、最後には高知競馬場で14歳まで走っていたことを知り、競走馬の悲哀を感じました。

そういえば、ナムラコクオーやハルウララが走っていた高知競馬場のラジオの実況をしていた丸山アナウンサーとは、学生時代、ドライブへ行ったことがあったんですよね。

「電撃の6ハロン」

レースを終わってからの思い出のほうはなかなか尽きないものです。

「正酒屋 六根浄」のオリジナル器もよろしくお願いします!

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2008年10月 1日 (水)

ガンダーラ

1978年、30年前の10月1日は、ゴダイゴの「ガンダーラ」が発売された日。

ゴダイゴは、本格的な英語の歌詞とポップな曲調で、一時期、ものすごく人気があった記憶があります。

さて、ガンダーラと言えば、初めて仏像が作られた場所として知られます。

ヘレニズム文化の影響下のもと作られた仏像は、エキゾチックな彫りの深い表情をしております。

日本へやってきたのが538年(「ご参拝」というゴロ合わせで覚えさせられましたね。)、それから長い年月を経て、日本独特の表情へ変化していきます。

「正酒屋 六根浄」のある平清水は、西行も訪ねたことのある中世において一大霊場であった瀧山三百坊の麓。

かつての信仰の地であった跡が随所に見られます。

また、平泉寺大日堂がある大日山には、「新・四国八十八か所霊場巡り」という石仏群が存在します。

江戸時代文政年間に、四国八十八か所霊場の土を瓶に入れて、石仏の下に埋めたそうです。

昨日、火曜日は定休日なので、「新・四国八十八か所霊場巡り」を体験してきました。

Photo このお大日堂の後ろが「大日山」で、ここに約88体の石仏が存在します。

この大日堂は、江戸時代の山形城主、奥平美作守昌章が大変気に入り、お国替えをしてからも使者を遣わし、計34回も参拝したとの記録が残っています。

大日堂前に、Photo_2 今週の月曜日に案内板が立てられているのを発見しました。お寺なのになぜか狛犬。

  

Photo_4

参道入り口は、大日堂の向かって左側。まずはこの渋い古道を登ります。

   

Photo_5 階段を登り切ると、「白山大権現」が現れます。

  

ここの右側が参道入り口となります。Photo_6

  

Photo_3まずはこの石仏があなたを迎えてくれます。 何と、手には「六根浄」のマークが・・・。

というよりも、これは三鈷杵(さんこしょ)という密教法具です。

以前、外国人の方から「お店のマークは三鈷杵ですね。」と言われた時には驚きましたが。

Photo_7 Photo_8  ここから頂上に向かって参道沿いに石仏がボツボツ現れます。

    

Photo_9

坂道を登り切るとボロボロのあずまやがあり、この石仏が現れたら折り返しとなります。

またまた、手には六根浄のマーク!・・・って、バチがあたりそうですね。

Photo_10 Photo_11

まだ、彩色の残っている石仏もあります。

ひとつひとつの表情が微妙に違い、見てて飽きません。

  

  

   

最後の石仏の手にももちろん・・・。 Photo_12

なんだかお店の応援をしてもらっているようで、元気をもらってきました!

30分あれば一通り廻れると思います。

秋の散策にバッチリですよ!

そういえば10月1日って日本酒の日でしたね。

今日は、純米酒で乾杯!!

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2008年9月29日 (月)

こいつに間違いない

先々週ぐらいのこと、店の前の花に大きな虫がやってきました。

クマバチぐらいの大きさで、ホバリングをしながら花の蜜を吸うのです。

ハチでもなく、チョウでもない、奇妙な形。

テレビで見たことのあるハチドリのような行動をしていました。

おおっ!なんだこれは?

カメラを向け、撮ろうとしましたが、動きが素早くて失敗に終わりました。

見たことのない昆虫を見つけた時って、ヒヤッとする感覚を背筋に感じるんですよね。

調べてみたらオオスカシバという虫でした。

蛾の仲間ということです。

山に囲まれているので、昆虫がたくさんいるんですよね。

今日も店の中で、コオロギが鳴いています・・・。

ところで、初代「純米酒 六根浄」の720mlがまた入荷しました!

すぐ品切れとなり、ご迷惑をおかけしています。

お買い求めは、週の始めが狙い目です。

お早めにどうぞ!

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2008年9月28日 (日)

前田山

「正酒屋 六根浄」の後ろに聳える山、大林山。

Photo_2

Photo_3 Photo_4 Photo_5

霧が消えていく光景を眺めていると、なかなかいい山だと思います。

しかし、この山の名前を地元の人もあまり知らないのが現実です。

千歳山という目立つ山があるもので、どうしても目立たない存在となってしまうのでしょう。

この大林山、もう一つの別名を持ちます。別名、前田山(まえだやま)。

山形市前田地区が入会権を持っていたことに由来しています。

石炭・石油などの化石燃料が使われる前は、里山は経済的価値が非常に高かったそうです。

昔、すぐ近くの経済的価値の高い里山・大林山に前田村が入会権を持っていることに、地元平清水は面白くなかったようで、毎年、田植えの時期になると、大林山に放火する者がいて、田植えをしている前田村の人々は、田植えを止め、大急ぎで火を消しに来たそうです。

これに対抗し、平泉寺お大日様のお祭りになると、千歳山に放火する者がいたということです。

明治時代になり、平清水と前田村との間で大林山の所有権を巡る裁判があり、結局、平清水が敗訴しました。

平清水の責任者が有力な裁判書類を紛失してしまい、平清水側の証拠不十分での敗訴でした。

前田村の人に平清水の責任者が買収されたのではないか、と地元では疑われております。

のどかな山里に起こった騒動も今は伝える者もなく、大林山は今日も静かに「正酒屋 六根浄」を見下ろしています。

さて、現在、前田村があったところには、旨い焼き鳥を食べさせる焼き鳥屋さんがあるのです。

Photo_6 その名も、「前田村(まえだむら)」

備長炭(たぶん・・・)を使って焼いている焼き鳥は本格派。

親方のダジャレも高度で本格的。

楽しくお酒と焼き鳥を楽しめ、地元の人に愛されているお店です。

やきとり前田村

山形県山形市南原町1丁目14-38

℡023-624-2151

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2008年9月25日 (木)

猫の恩返し

「猫の恩返し」というアニメ映画があり、主題歌となったのが、つじあやのさんが歌った「風になる」でした。

非常に子供受けのする曲で、いつも子供たちが聞きたがり、一緒になって歌っていたのを思い出します。

私は、つじあやのさんの顔をみると、楯野川の佐藤淳平社長を思い出します。といいますか、淳平社長を見るとつじあやの・・・、どうでもいいことなんですが。

さて、気仙沼には「猫の恩返し」ともいうべきお話が伝わっております。

場所は、気仙沼八日町の青龍禅寺(青龍庵)。坂道の横に建つ、見た目、お寺らしくない建物。お寺の斜め向かいには、明治42年に建てられた気仙沼カトリック教会があります。

明治30年代後半の頃、お寺の和尚さんが、高齢となり病気で寝込んでしまったところ、枕もとに卵が置いてあることが何日か続きました。

和尚さんが聞いても誰も知らないと言います。

そこに檀家の割烹「扇屋」の旦那がお見舞いに来て言うには、「最近、店の卵がなくなる」とのこと。と、その時、和尚さんの側にいた猫がそそくさと外へ出ていきました。

「扇屋」の旦那が卵をよく見ると猫の毛や爪でひっかいた跡が付いていたそうです。

その猫は、和尚さんが大変可愛がっていた猫で、さては、猫が恩返しのつもりで卵をもってきてくれたのだな、という話になり、和尚さんは感激したものの、人様の物は盗んではいけないよ、と猫に諭しました。

和尚は間もなくお亡くなりになり、時を同じくして猫もいなくなってしまった、というお話です。

この話の中で出てくる割烹「扇屋」。

現在もお寺の入口近くにあり、昭和初期の建物がどこか懐かしさを感じさせてくれます。

「扇屋の鰻」は、いまだに気仙沼の町場の人にとっては御馳走なんですよね。

ちなみに、今から30年前、割烹「扇屋」のある南町界隈は、丸光デパート、藤崎デパートなどがあり、気仙沼の中心地ともいうべき場所でした。

Photo

先日、「福よし」さんで「プレミアム六根浄」を燗して飲んだら、サイコーでしたよ!

戻りガツオ、特大イワシ、サンマの塩焼きに「プレミアム六根浄」。

思い出しただけで、ゴックンと喉が鳴ります。

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2008年9月24日 (水)

愛想が尽きた

「お愛想(おあいそ)お願いします。」

とお客さんが言うのを、寿司屋さんや居酒屋さんで、お勘定をする際に聞くことがあります。

なぜなのか、私はその言葉聞く度に、こっちが恥ずかしい気持ちとなります。

当人は通ぶっている気はないのでしょうが、通ぶっているように聞こえますし、元々の語源からすれば、間違った使い方のように思えるのです。

まずもって、お客さんの立場の人が「おあいそ」という符丁を、どこで覚えたのでしょう?

おそらく、お勘定をする時に、お店のご主人が勘定書を出す人に「一番さん、お愛想!」などと言うのを聞いて、「お勘定=おあいそ」という意味だから、客も使ってもいいと思いこんでしまったのでしょう。

お客さんは、ふつうに「お勘定お願いします。」がスマートでいいのではないでしょうか?

と、説教じみたことを言いたくて、書いたのではなく、

先日、まったく客に対しての挨拶もなく、愛想のない店主のいる店に入ったことがあり、

思わず、「おい、親父、お愛想!」と言って、お勘定を済ませたくなったことがあったので書いた次第です。

また、吉野家で「ツユダク」と言っている人を見かけても、こっちが恥ずかしい気持ちになります。

結局、業界以外の人が符丁を使うのは恥ずかしいということなんですね。

さて、「純米酒 六根浄」好評発売中です!

赤と白、二種類買えるのは今しかありません。

お早目にどうぞ!

Photo 平泉寺の大日堂の上にある白山大権現。

以前、この前に立つ宝篋印塔からは「仏舎利」があるのが確認されたそうです。Photo_2

なんとなくマジンガーZ。

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2008年9月19日 (金)

蘊蓄も酒の楽しみ

以前、山形の飲み屋さんでお酒の会があり、「亀の尾」の話となったところ、たまたま同席していた人の中に、「亀の尾はうちの田んぼから見つかったんだ。」という人がおりました。

その方は富樫さんという方で、田んぼは旧・余目町の熊谷神社の隣にあった、ということなので、間違いないようでした。

現在、阿部亀治氏が亀の尾を見つけた田んぼは無く、駐車場になっているということでした。

このように、お酒に関わる商売をしていると、酒とゆかりのある思いがけない人に出会えて驚くことがあります。

酒に蘊蓄は付き物です。

人から蘊蓄を聞かされるのは鬱陶しく感じるものですが、自分が持っている蘊蓄を通じて人と繋がっていくのは楽しいですね。

今日は、酒を通じて知り合った知人が大阪から来ることになってます。

また一つ蘊蓄が増えそうです。

Photo Photo_2

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2008年9月15日 (月)

書を捨て陶芸をしよう!

連休最終日。

今日もたくさんのお客様が陶芸教室へお越しになっております。

暑さもほどほどになって、行楽日和ですね。

読書の秋とは申しますが、外に出るのは気持ちがいいものです。

お客さんの笑い声や笑顔に、こちらも元気をもらえます。

書を捨て陶芸をしよう!ですね。

陶芸の後は勿論、「正酒屋 六根浄」へ。

Photo_4 さて、この連休中、初代「純米酒 六根浄」復活販売いたしております。

無くなり次第、販売終了ですので、お早めにお買い求めください。

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2008年9月12日 (金)

営業魂

今日はOA機器の営業の方が見えられました。

なぜ、私のような零細企業(企業ではなく、まったくの個人事業です・・・)に、電話をかけて来たのか不思議だったのですが、お話だけでもと思い、営業の方の話を伺うことになりました。

ベテランの方と新人さんの二人組がお越しになりました。

新人さんは、まだ新規の契約をとったことがないらしく、バッヂも名刺もまだもっていませんでした。

おそらく、本日はベテランの方が契約の取り方の見本を見せに来たに違いありません。

ベテランの人がどのような営業をするのか興味深々でお話を伺いました。

その時、ふっと、苦い経験を思い出しました。

保険会社に入ったばかりの大学の後輩が保険の話を聞いて欲しい、と電話で言ってきたときに、話を聞きに行ったら、教育係のような人を連れてきて、ベテラン面した教育係がしゃべりまくり、無理やりその場で契約させられそうになったことがありました。

生命保険という一生ものの契約を、後輩を盾に取り、その場で無理やり契約させようとした生命保険会社”○○ー生命”。

思い出すと、いまだに腹が立つのです。

選択の余地をこちらに与えない営業は、嫌悪感しか残さない、ということを身をもって感じた経験でした。

誰が来たところで情に流されません。

カラーコピーのお話を伺い、リース料金の見積りを聞いたら、到底、私の店の現状では導入できる金額ではありませんでした。

私がせいぜい出せる金額はここまでと考えております、と答えたら、そこからの粘りが素晴らしいものでした。

ベテランさんの条件提示の引き出しが多い、あきらめない姿勢は営業の鏡です。

契約は成立しませんでしたが、新人さんも今日のベテランさんの姿勢を見習って欲しいと思いました。

家に帰って、うちのカミさんとも協議しましたが、金額で折り合わず、現状では無理でした。

シャープ製のコピーという、コピー業界では後発組。今から市場へ参入しなければならないという困難。

素晴らしい商品であり、かなりいい条件にしてもらってのですが・・・、残念です。

もっと、お酒が売れ、導入できるよう頑張りたいと思います!

さて、昨日、フルネットの中野繁社長が店にお越しになりました。

山形の講習会の前にいらっしゃったそうです。

色々とためになるお話を伺うことができました。

ご来店ありがとうございました。

本日、早速、いただいた純米酒Tシャツを着てお店に出ました。

店ではいいのですが、外では「純米酒」というロゴを見られるのは恥ずかしいですね・・・。

まだ、営業魂が足りない・・・。

そういえば朗報があります!

初代「純米酒 六根浄」入荷してます。

この連休中に是非。

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2008年9月 8日 (月)

秋の気配を感じます

昨日、山形市の馬見ヶ崎川の河原で、山形の秋の到来を告げる、「日本一の芋煮会」が行われました。

この行事が終わると秋が来た!って感じがします。

日差しは強いものの、店に入ってくる風は心地よいです。

いよいよ日本酒が本当に旨い時期となってきましたね。

今週、当店では、新たな蔵元の酒が登場します!

当店が置いている酒が少ないのは、私が本当に納得が行く酒質でないと置きたくないからです。

「山形正宗」「楯野川」、本当はこれだけ売っていたいんですけれど、お客さんが選ぶ楽しみがないですからね。

ただ、店主としては、お客さん自身の基準となりうる酒を一本持って欲しいと思っています。その上で、色々と飲み比べることで、自分のモノサシができるのだと思います。

まずは、自分の基準酒を持つ、これが日本酒をより深く理解できる方法なのです。

私は、皆様の基準酒となりうる酒を紹介して参ります!

このたび、紹介する蔵元は、純米酒だけを醸しており、かつて歴史に名を残した蔵元です。

そうです、あの「○○」です。

と言っても、よくわからないですよね。

商品が到着後、発表します!

Photo

冷でも燗でも旨い酒ですよ、お楽しみに。

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2008年9月 7日 (日)

紫金園 ぶどう狩り

スタッフAの突撃潜入レポート第二弾!!

   

「紫金園 ぶどう狩り」

9月7日()、子どもたちにせがまれ、南陽市赤湯の紫金園さんのぶどう狩りに行ってきました。当店では、紫金園さんのワインやぶどう原液を置かせていただいています。

受付した後、山の斜面にある広い、広いぶどう園に入っていくと、そこには薄紫、黒、黄緑色のぶどうがたわわになっています。それはそれぞれデラウェア、バッファロー、ヒムロットという種類でしたPhoto_3

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子どもたちはハサミを使って、自分たちでパチン、パチンともぎ取るのが楽しくて、ついついたくさんとってしまいます。もぎたては実がぷりぷりっとして、とってもみずみずしく、とっても甘く、「自然の恵みよ、紫金園さんよ、ありがとう!!」と叫びたくなるほど。

とくにヒムロットは、黄緑色なのでマスカットのような酸味を想像していたのに、ものすごく甘いのです。

食べきれなかった分はかごにつめて六根浄店主のおみやげにしてもらいました。ぶどう狩りは10月中旬まで楽しめます。ご家族、ご友人とぜひ感動体験を!

入園料は小学生以上600円で、もぎ取り食べ放題。持ち帰りは別料金となります。

   

店主より一言

   

紫金園さんにお願いして、ぶどう原液「たわわ」を限定5本のみ入荷いたしました。感動のあの甘さが蘇る!!

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2008年9月 6日 (土)

七面鳥X(えっくす)事件

今日のニュースで流れた輸入米の事件。

アフラトキシンが検出された米を食用に転用したとのこと。

まったくもって、論外ですね。

アフラトキシンは、一般の人にとっては聞き慣れない言葉だと思います。

醸造学では麹菌を勉強するときに、「アフラトキシン」のことを学びます。

というのも、アフラトキシンを生産するAspergillus flavusは、日本酒を造る麹菌Aspergillus oryzaeと同じAspergillus属に属すからです。

昭和35年に発生した「七面鳥X事件」では、大量の七面鳥が死亡した原因が、七面鳥の飼料に発生したAspergillus flavusが生産したアフラトキシンだったのです。

日本の伝統的な麹菌にはアフラトキシンを出す株はもちろんありませんが、明治時代にアメリカの学者が、日本の麹菌はAspergillus oryzae-flavus群とAspergillus tamarii群のいずれかに属すると発表してましたので、「七面鳥X事件」を受け、日本の醸造業界は大慌てだったそうです。

海外からの風評被害を恐れた醸造試験所では、アフラトキシンを生産するAspergillus flavusと、日本酒を造る麹菌Aspergillus oryzaeとは異なることを証明し、アメリカ側に通知し、訂正を求め了解を得ることができました。

長い間、問題が起こるまで、麹菌とそんな危険な菌と一緒にされて放置しておく醸造学界はのん気だったんですね。

しかし、日本の伝統的な醸造技術には、毒性のある菌を淘汰する知恵があったことに感心します。

Photo こちらは日本で最初に「麹菌」の用語を用いた、八木久太郎氏による「日本酒醸造法 全」。

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2008年9月 3日 (水)

我、未だ酸いも甘いもかみわけられず

一昨日、先日の清酒官能評価講習の結果が戻って参りました。

Photo 合格証とは言っても、項目別の合格となっており、合格年月日のあるものだけが合格ということになります。

「2.酸味及び甘味の差異の検出」では、甘味は全問正解だったのですが、酸味が合格に達しませんでした。

「3.香味強度の順位付け」は、イソバレルアルデヒド、酢酸イソアミルの順位付けができませんでした。

これで、私のきき酒能力の現状が明らかとなったわけです。

個人的な主観として、酸味のある酒が好きでイソバレルアルデヒドの感じる酒は好きではないので、これらの項目について強度のランク付けができていなかったようです。

要は、まだまだ訓練が必要だということです。

しかし、お酒は、うまいだのまずいだの言っているうちが幸せなんですよね。

さて、昨日、火曜日は定休日だったのですが、お店に来られた方から電話があり、急きょ、店に出向きました。

お店に来られたのは、気仙沼の「福よし」さんの親方ご夫妻でした!

「福よし」さんには「純米酒 六根浄」を置いていただいております。

東京からの帰りで、私の店がどんなところでやっているのか見に来たそうです。

「ずいぶんいい所でやっているな。」と、感心していました。

本当に「福よし」さんのさんまは最高です。

他にも、夏は、ほや串焼き、もうかのほしの串焼き、冬には、かきの串焼き。

くぅー、思い出しただけで酒が飲みたくなります。

また、気仙沼に行った際はよろしくお願いします!

ご来店ありがとうございました。

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2008年9月 1日 (月)

とんぼ

今から20年前、昭和最後の年にやっていたドラマ、「とんぼ」。

長渕剛主演の異色のドラマでした。

そこでいい味を出していたのが、長渕扮する英二の相談相手となっていた呑み屋の主人役、植木等さんでした。

呑み屋の場所の設定が神楽坂。

たしかに裏通りには、そういう店があってもおかしくない雰囲気をもっていました。

当時は、バブル全盛で街にも活気がありましたが、神楽坂は開発が遅れ、寂しい感じがしました。

飯田橋の駅を降り、神楽坂方面を見た時に見えたのが、「佳作座」と書かれたレトロな看板でした。

「佳作座」も昭和最後の年の4月に閉館。

それから20年を経て、先日行った現在の神楽坂は明るく綺麗な街になっていました。

普通の街っぽくなったような・・・。「とんかつ村」が無くなっている・・・、残念!

さて、今回、神楽坂へ行った目的は、「酒たまねぎや」さん。

知る人ぞ知る東京の名店。

神楽坂は良く行っていましたが、神楽坂上まではなかなか行く機会がなかったので、さすがに道に迷いました・・・。

初対面のご主人は、HPのイメージとは異なり、応対が丁寧な方でした。

隣の方が頼んだマグロの刺身のおいしそうなこと、目で楽しませていただきました・・・。

値段が高いと聞いていたのですが、お酒の値段はスペックから考えるとむしろ安いくらいだと思います。

東京に住んでいたら通っていたかもしれません。

話は変わりますが、オリックスの清原和博選手の引退セレモニーでは、長渕剛氏の生「とんぼ」が聞けるらしいですね。

「とんぼ」から20年。過ぎてしまえば、あっという間なんですね。

Photo 今日から模様替え。トンボの柄の手拭いを飾って見ました。

ちなみに、トンボは「勝ち虫」と言われ、縁起が良いものとされているそうです。

※そういえば、昭和は昭和64年が最後の年でした。でも、実質上の昭和最後の年は、昭和63年でしたよね?

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2008年8月30日 (土)

北京五輪の金メダリスト現る!

何と!先ほど北京オリンピックの男子柔道の金メダリスト、石井慧選手が七右エ門窯に来店になりました。

昨日の山形県版のニュースで、山形工業高校柔道部と稽古したという映像が流れておりました。

突然の来店に一同大騒ぎでした。

私が思っていたより小柄で、よく世界の大男たちを倒したものだと、感心しました。

しかし、足のサイズが32cm!と、やはり規格外。これなら倒れないわけです。

私も柔道をかじった経験があるので、金メダリストの姿に興奮してしまいました。

世界のトップですよ、それも最重量級の。

今後も日本の柔道を守ってください。

Photo 石井選手から書いてもらった色紙。

「刀八毘沙門天」の文字が見えます。

ニュースによると、上杉謙信公を尊敬しているとのことで、今日、米沢の上杉神社へ向かうそうです。

私も私の子供も握手をしてもらったのですが、子供は「空手の金メダリストから握手してもらった」と喜んでおりました。

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2008年8月29日 (金)

今の日本酒には「手前の思想」こそ必要です

グルコース濃度と酸度で甘・辛を表現し、日本酒の味をコントロールしようとする動きが見られます。

しかし、グルコースの直接的な甘さは、現在の食生活のどこで発揮できるのでしょうか?

「つまみのいらない酒を造りたかった」

「十四代」の高木顕統さんがかつて講習会で話した言葉を思い出します。

己の目指す酒質を明確にし、日本酒業界において自分の位置を確立した「十四代」。

皆が同じような酒質を目指したら・・・。

私は思います。

「本当にうまいものは、最初はそれほどでもない。」のだと。

日本酒業界に必要なのは、味の構成を変えることよりも、食文化とは何か?和食の中の日本酒とは?といった、日本酒における文化論の再構築にあるのではないか、と考えます。

国酒だから日本人はもっと日本酒を飲まなければいけない、などという手前勝手な押し付けは避けたいものです。

Photo 落ちるリンゴをただ眺めていてはダメなんです。

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2008年8月28日 (木)

やっぱりやめられない「食べドレ」

少し暑さがぶり返してきました。

先日までの寒さには少し参りました。

急に寒くなるというのも寂しい感じがするものです。

Photo さて、今年、暑いときにお世話になったのが、当店で扱っている「食べドレ」です。

野菜のコクと酸味のバランスが良いので、何にでもあうのです。

暑い夏でも、豚肉の冷シャブにかけると最高でした!

意外な組み合わせは、カツオのたたき。

カツオの生臭みを消してくれます。

本当にどんな時にも重宝します。

この「食べドレ」が、先日、宮城県の「みやぎものづくり大賞」の加工食品部門の優秀賞を受賞しました!

「みやぎものづくり大賞」の加工食品部門の入賞は、グランプリと優秀賞合わせて5点のみ、と厳しい審査なのです。

ちなみに、5点の中には、浦霞さんの「純米原酒につけた浦霞の梅酒」も含まれておりました。

「食べドレ」は当店での評判もよく、回転が良くなってきました。

ともかく、食卓に一瓶「食べドレ」があるだけで豊かな食生活となります。

まだ、試してない方は是非!

記事を書いていたら、また食べたくなってきた・・・。

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2008年8月27日 (水)

地方の地酒屋は存続できるのか?

日本酒の流通に変化が起きています。

現在、セブンイレブンネットで、はせがわ酒店さんのお酒が買えるのです。

送料・手数料なしで最寄のセブンイレブンで受け取れるという、消費者にとってはうれしい仕組みです。

今や飛ぶ鳥を落とす勢いのはせがわ酒店さんのお酒はクオリティも高いですし、良いことづくめですよね。

クオリティの高い酒をより多くの人に飲んで欲しい、というはせがわ酒店さんなりの考えがあってのことなのでしょう。

しかし、私は酒屋は対面販売が基本だと思っています。

ただ、私の店も通販免許を取得しましたので、何を言ってもやっかみになります。

私の店で取り扱っている「上喜元 米ラベル 純米吟醸」も、はせがわ酒店さんが経営するアイコーポレーション経由で仕入れています。

別にわたくしの店に来なくてもインターネットで注文して、近所のセブンイレブンで受け取れるのです。

私の不機嫌な顔を見なくてもすみますし、セブンイレブンのアルバイトのにっこりスマイルで酒を受け取るほうがマシかもしれないですね・・・。

酒屋は、ただ地酒を並べただけでは存続できない時代なのです。

今後、地方の地酒屋は果たして存続できるのか?

私は人と人とがつながる場としての酒屋を目指します!

今回の新しい流通によって旨い日本酒が身近となり、日本酒の消費量が向上し、業界の活性化につながることを望みます。

平泉寺の青空に映える百日紅(サルスベリ)がとてもきれいです。

Photo

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2008年8月26日 (火)

夢か幻か「楯正宗」

名前は大事です。

「六根浄」というネーミングは響きもよく自分でも結構気に入っています。

次に新商品を開発するとしたら何という名前で出そうかなどと考えることは結構楽しかったりします。

私が今、頭から離れないのは「楯正宗」というネーミング。

「たてまさむね」

「だてまさむね」から濁点をひとつ取っただけでこの緩さ加減・・・。

当店の二枚看板、「楯野川」と「山形正宗」とを合体した名前です。

かつて、サザエさんとバカボンが合体した「サザエボン」なるキャラクターが出た時に、個人的には大受けしておりました。

ヒット商品は意外性のあるところから生まれる。

「楯野川」の酒と「山形正宗」の酒をブレンドして、「楯正宗」。

大ヒット間違いなし・・・って、誰も賛成してくれないでしょうね。

今日は空想のお話ということで・・・。

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2008年8月25日 (月)

あらためて平清水(ひらしみず)の紹介

昨日は、強い雨が降り続きました。

雨にもかかわらずお越しになったお客様ありがとうございました。

ここ平清水では、雨が強く降った翌日は、いろんな場所で水が湧き出すのを見ることができます。Photo

平泉寺(へいせんじ)の放生池からも水が溢れ出ています。Photo_2

地名はその土地の特徴を表していることを実感します。

水が清らかで空気もいい。旨い酒もある。

いい所です。

さて、本日は新入荷の酒をご紹介します。

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楯野川 源流 冷卸 中取り純米 1.8ℓ 2,940円(税込)

当店でもイチオシの「中取り純米 美山錦」の原酒を瓶詰めしたものになります。

「中取り純米 美山錦」が好きな人は飲まずにいられないことでしょう。

現在、「純米吟醸 出羽の里」1.8ℓ 2,940円(税込)も好評発売中です!

先日のばんこう花さんの酒の会で、大吟醸と間違えたほど完成度が高いです。

「出羽の里」のイメージが変わること間違いなし。

Photo_3 店の前から見えるリンゴの木。だいぶ実が大きくなってきました。

だいぶ秋が近づいてきましたね。

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2008年8月24日 (日)

思い込み

おとといの記事でうま味調味料について少しふれてみました。

うま味の本体を探り、昆布からうま味成分のグルタミン酸ナトリウムを取り出した池田菊苗氏の業績は尊敬します。

ただ、だしを取るという当たり前の行為が忘れられ、素材そのものの味を損ねるうま味調味料は、食育の視点からみれば、無条件に使用することは考えもののような気がします。

寝坊したときや時間がない時に使用するとか、あくまで、緊急避難的に使用するものだという認識があればいいのですが、日常的に使用した時に、味覚がかなり濃い味に慣らされてしまう感じがします。

これはあくまで私の思い込みなのですが、当店の「純米酒 六根浄」を「辛い」と表現する方は、味噌汁のダシはほんだしだけ、という人なのではないでしょうか?

ついでに、もう一つのわたくしの思い込みを言えば、カプロン酸エチルの高い吟醸酒を好む人は、うま味調味料の濃い味に慣らされた舌を持っている人が多いのでは?ということです。

同じように舌がビリビリしますからね。

とにかく、真の味は是淡なり、です。

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2008年8月23日 (土)

日本酒における辛口の語源

日本酒の甘口・辛口の分類には無理がある、と私は常々主張しております。

しかし、昔から日本酒の味を「甘口」「辛口」と言ってきたではないか?と思われる方もいらっしゃると思います。

私は、文献をひもとき、「辛口」と言われる由来を探ってみました。

そこで、これは!という一節がありましたのでご紹介します。

昭和45年に発行された「酒づくり談義」(柳生健吉著)という本の中に書いてありました。

「明治・大正頃の酒は辛かった」(p.339~p.340)の段から抜粋します。

「今になっても、酒が辛党を代表させられているのは、そんな頃(明治・大正)からの名残であって、暖冬が続いて盛んに醗酵を起し、いくら酒が辛くなっても、、昔はそれを調節する方法を知らなかったから、酒は辛くなり放題であったが、現在では醗酵中のモロミを氷で冷し、四季醸造蔵までできて、適当に醗酵を抑制するようになっているので、そんな辛い酒はなくなってしまったのである。」

読んでいただいてわかるように、「辛口」という表現は、昔の酒質で用いられた表現の名残りであることがわかります。

まともに造られた酒は辛くないのです。

「辛口」という表現を用いないことは、より深く日本酒を味わえるようになる第一歩であるように思います。

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2008年8月22日 (金)

うま味展覧会

昨日から、うま味発見100周年を記念して、国立科学博物館 産業技術史資料情報センター 展示ギャラリーにて 「うま味展覧会」が開催されています

うま味調味料は日本の10大発明の一つに数えられているそうです。

私は前のブログで、「旨味」のミステリーという題で、酒造技術書から「旨味」の記述が消えた理由を探ったことがあります。

先日に受けた清酒官能評価講習では、2006年2月に発表された「清酒の香味に関する評価用語および標準見本」をもとに講習が行われ、「うま味」という項目も現在では認められていることを確認しました。

しかし、「うま味」のサンプルで出てきたのが「コハク酸」を添加した試料でしたが、貝の旨味と言われる「コハク酸」は旨味に感じませんでした。どちらかというと、えぐい味でした。

現在の清酒の品質評価用語体系では、香りに該当する標準見本はありますが、「うま味」に該当する標準見本はまだないのです。

日本酒の「うま味」を構成する物質が複雑なことに由来するのでしょう。

日本酒の「うま味」の研究は始まったばかりなのかもしれません。

モルフォチョウのきれいな青色は青色の色素によって青に見えるのではなく、光の干渉という現象によって青色が反射されて見える色なのだそうです。

もしかしたら、日本酒の「うま味」も光の干渉のような現象によってもたらされる奇跡の味なのかも・・・。

Photo 奇跡と言えば、気仙沼「福よし」さんのさんま。

焼き方一つで他のさんまと全然味が違います。

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2008年8月21日 (木)

真っ直ぐに大きく育て

18日から20日の間、気仙沼へ行ってきました。

お盆を過ぎた気仙沼は涼しく過ごしやすいのです。

夜になると涼しい、というよりも寒いくらいです。

滞在二日目の19日は雨足も強く、午前中は家から出られない状態でした。

一日中、家にいても退屈ですし、子供はゲームばかりやっていましたので、雨が止んだ夕方に、子供たちとある場所へ向かいました。

今回、気仙沼へ来たら子どもたちを連れて行こうと決めていた場所です。

場所は「羽田神社(はだじんじゃ)」です。

国の無形民俗文化財に指定されている「お山がけ」をする神社です。

私も7歳の時、「お山がけ」に参加しました。

今は山形に在住し、子供を「お山がけ」に参加させることが難しいので、せめてお参りだけでもと思ってました。

ここにはさらに凄い木があるというのも子どもを連れて来たかった理由なのです。

県の指定文化財「太郎坊・次郎坊」という樹齢800年以上!の2本の大杉が本殿の境内にそびえているのです。

昔は、海からも見えたという大きな杉です。

Photo 下からみた羽田神社。本殿は下から見えません。かなりの急こう配の階段が待っています。足腰を鍛えるにはいい場所です。

しかし、車を降りたら、明らかに子供のテンションが下がっています。

「最初に上に着いた奴にデュエルマスターズカード買ってやるぞ!」

私の鶴の一声で、二人の子どもは、猛然と階段を登りはじめました。単純です。

Photo_2 Photo_3

Photo_4

階段の上に見える建物で、下から三分の二くらいのところ。

だんだん足が上がらなくなってきます。

  

Photo_5

ようやく本殿が見えてきました。

二本の大木も見えます。

何か強い動機でもないとここまで登る気がしないと思います。

しかし、そんな疲れも「太郎坊・次郎坊」の凛々しい姿を見ただけで吹っ飛びます。

本殿のある境内に到着し、正面に向かって右にあるのが「太郎坊」。写真では大きさを伝えられません。Photo_6

左にあるのが「次郎坊」。子供の大きさと比べてください。Photo_7

木の高さが45メートルぐらいあるということは、15階建のビルに相当するということですね・・・。

樹齢が古くて、こんなに真っ直ぐできれいな杉は稀なのではないでしょうか?

Photo_8

子どもたちが「太郎坊・次郎坊」のように、真っ直ぐに大きく育って欲しい、そう神様にお願いしたのでした。

「羽田神社(はだじんじゃ)」は、気仙沼の隠れた名所だと思います。

ちなみに、昨年、羽田神社のある羽田地区で取れた「コシヒカリ」が全国米・食味分析鑑定コンクールで最高賞の金賞を受賞し、それにならえと地元の農家の方たちが「日本一美味しい米づくり研究会」を先日、発足したそうです。

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2008年8月17日 (日)

日本酒の味は甘口・辛口だけでは表せないのでは?

昭和49年に甘口・辛口を数値化する試みを元・醸造試験所所長の佐藤信氏が行い、発表しました。

佐藤氏による甘辛推定式は、

Y=0.86S-1.16A-1.31

S=直接還元糖 A=酸度

この式から導き出された数値を、-3(非常に辛い)~0(どちらでもない)~+3(非常に甘い)に区分することで、甘・辛を推定するというものでした。

しかし、現在ではこの式によって甘・辛を推定することができないとされています。

その理由として、この式を導き出したサンプルの酸度、直接還元糖の濃度が、現在の日本酒とかなり異なっていることが挙げられます。

現在では、2004年に、宇都宮仁氏らによって発表された「新・甘辛度式」というものがあります。

新甘辛度式 AV=G-A

G=グルコース濃度、A=酸度

非常に単純明快な式であらわされています。

宇都宮氏らによれば、「清酒の飲用経験が豊富なパネル及び飲用経験が少ないパネルにより市販清酒の 官能評価を行い、甘辛表示と甘辛評価が異ならないことを確認した」ということで、有効な式であることが証明されたそうです。

しかし、私はあえて一言モノ申したいと思います。

酒を売る現場にいて、感じるのが、人によって甘・辛の基準が違うということです。

「辛口をください」とよく言われます。

はっきり言って、どの酒にするか困るんです。

日本酒には甘いという感覚は共通認識としてあっても、「辛い」っていう感覚は共通認識とはなり得ないのではないか?と思っているのです。

新甘辛度式が発表になった英語の論文には、辛口=Dry、やや辛口=Medium Dry 、やや甘口=Medium Sweet、甘口=Sweetとありますが、この英訳には違和感があります。

日本人が「辛口」と感じる時にはDryという感覚の人もいれば(パネラーは辛口=Dryという認識だったのでしょうか?)、Hot、Bitter、などを感じる人も含まれるのではないでしょうか?

「辛口」と表現する時に、日本語特有の曖昧さがあると感じます。

和食という「ダシの文化」の中では、味覚を甘・辛という単純な尺度では捕らえきれないのです。

私は、日本酒の味の本質は、「旨味」にあると考えます。

「旨味」というカテゴリーを無視して日本酒の味の尺度を設けてもあまり役に立たないと思います。

日本酒=Umamiという外国人にとって耳慣れない新たな味覚を積極的に宣伝することで、今後、どんどん海外に打って出れるのではないかとも考えます。

甘・辛というより日本酒の旨味の尺度を確立して欲しいものです。

※8月18・19・20日の3日間、「正酒屋 六根浄」は夏休みをいただきます。よろしくお願いいたします。

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2008年8月13日 (水)

味本不生(あじほんぷしょう)の境地

東京での講習会疲れがまだ続いています。

講習会では、いわゆる分析型のきき酒の手法の勉強でした。

酒にある香りの特定と由来、強弱を見る。

酒における主客一致の精度を高める訓練。

正直、だいぶ戸惑いました。

今までやっていた評価型とは異なりましたから。

知らず知らずのうちに、きき酒の仕方に癖がついていることがわかっただけでも出た意味がありました。

今回の講習会を通して学んだこと。

酒をみるときには、「思い込み」という主観が客観として現れる、ということでした。

「見る」という行為を通して見える客観は、自分自信の意思とは関係なく、「疑えないもの」として現れ、他人と共有していることを疑うことがありません。

しかし、「酒をきく(みる)」という時には、個人の身体性に影響されやすく、加えて、「思い込み」という主観で、自分の都合の良い味を構成してしまうのです。

味覚において、共通認識が生まれづらいのはここにあります。

たとえば、カプロン酸エチルの香りが好きな人が、香りが良いという特性と甘味に着眼することで、無意識に苦味やエグ味に目を閉じてしまっているということがあります。

「この酒は良い酒である」と信じた時には、無意識に自分の都合が良いように味覚を構成しているのです。逆の場合にもあてはまります。

このことから言えることは、とにかく、第一印象が大事ということです。

最初で失敗した経験をもつと、次に飲んだときにも同じ欠点を探すようになります。そういう見方で酒をみると欠点を無理やりにでもひっぱり出してくるものです。

他社より他の酒より「より良いもの」であるという保証。

これに尽きると思います。

「味覚は本能ではなく、個々人により言語化された恣意的な感覚である。」

本日、大阪からお越しになったお客様ありがとうございました。

当店の第一印象はいかがでしたでしょうか?

※8月18・19・20日の3日間、「正酒屋 六根浄」は夏休みをいただきます。よろしくお願いいたします。

Photo

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2008年8月10日 (日)

酸い、粋、酔~っと

  Photo_2

只今、「正酒屋 六根浄」では、東京で買った手拭いを店内のインテリアとして使ってます。

この手拭いの文様は、源氏香文様で、源氏物語の夏にちなんだ巻名を表しています。

なんだか涼しげでいいですよね。

Photo_3 これは、線香花火が書いてある手拭い。

手で染めているので一つ一つ微妙に色合いが違っているんです。

実物はもっと鮮やかな色合いです。

この手拭いを買った場所は、日本橋浜町。

東京にいる人でもあまり縁がない場所かもしれません。

都営新宿線の浜町駅を出てすぐのところにある「浜甼高虎(はまちょうたかとら)」さんがやっている、ギャラリー「虎の檻」。

先日、テレビで見て、絶対ここへ来たいと思っていた店でした。

ドアに手をかけたら鍵がかかっていて、あれ?やっていないのかな?と思ったら、中の店員さんが鍵を開けてくれました。

テレビの影響でお客さんが思いのほか多く来たらしく、「テレビも良し悪しですね」とすこし困惑ぎみでした。

店内は素敵な文様の手拭いがたくさんあり、目移りしてしまいます。

私が山形から来たと言ったら、、トンボの柄は「トンボは勝ち虫と言って縁起が良いとされているんです」など、色々とアドバイスをしてくれました。

結局、5点の手拭いを買いました。

なんだか手拭いコレクターになってしまいそうです。

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2008年8月 9日 (土)

「清酒官能評価講習」に行ってきました

お久しぶりです。

実は、火曜日から金曜日まで東京へ行っていたんです。

その理由は、「清酒官能評価講習」を受ける目的でした。

Photo 場所は、王子の滝野川。前の醸造試験所があったところです。

9年前にも40日間、酒造講習を受けた懐かしい場所です。

Photo_3 醸造試験所跡地公園に接した酒類総合研究所 東京事務所で講義を受けました。

人数は、12名という少人数。

来ている面々も錚々たるメンバーでした。

小売店としての参加は、私がおそらく初めてなのではないでしょうか。

朝から晩まで「きき酒」に関する講義と試験の繰り返し。4日間。

はっきり言って、疲れました・・・。

なにが疲れるかって、試験で答えがはずれたときの心理的な疲れがどんどん蓄積されていくんです。

通常、自分のきき酒能力を疑う機会がないですから、試験でそれがあっという間に否定される。参りました。

通常のマッチングには結構自信があったのですが、順位法と言って、香りや味の強弱の判定に悩まされました。

しかし、現段階での自分のきき酒能力の欠点が明らかになったのは大収穫でした。

まだまだ向上の余地があるということがわかったので、より一層努力していこうと思います。

この試験に合格した人は本当にきき酒のプロです。

お金と時間があればまた受けたいんですけどね。

この講習に出たもう一つの収穫は、隣に座った方との出会いです。

30歳という若い杜氏さんでした。まだ全国的には名は知れてなくても良い蔵があったのです。

その話は追々したいと思います。

Photo_2

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2008年8月 4日 (月)

よろしく清酒

本日、山形税務署で「酒類販売免許の条件緩和通知書」を受け取ってきました。

つまり、本日より通信販売が可能になったということです!

ただ、今回は清酒のみ条件緩和となりました。

今まで、電話でお断りさせていただいたかたには大変ご迷惑をおかけしました。

お店に来られない方は、通販をご利用ください。

さて、昨日入荷したニューフェイス。

とうとう来ました「上喜元」さん。 Photo_2

上喜元 純米吟醸 雄山錦 55% 1.8ℓ  2,730円(税込)

上喜元 純米吟醸 雄山錦 55% 720ml 1,365円(税込)

Photo上喜元 中取り 生酛 純吟 雄町 50%  720ml 2,000円(税込)

雄山錦のほうは、米の旨味たっぷりで後口も爽やか。

雄町は、香りに乳酸発酵に伴うクセをやや感じますが、味の厚みが素晴らしい!純吟でも是非、燗にしていただきたいお酒です。

さすが、佐藤正一さん。本当に生酛造りから吟醸造りまで、レベルが高い蔵です。

やっぱり、和釜使用の酒蔵の酒は旨い!!!

Photo_3

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2008年8月 2日 (土)

酒の本を集めることになったきっかけ

「正酒屋 六根浄」にお越しになったお客さんは、お酒のアイテム数の少なさと本の多さにびっくりします(苦笑)。

本日は、酒の本を集めるようになったきっかけについて語りたいと思います。

Photo きっかけは、十数年前、坂口謹一郎著「愛酒樂酔」の愛蔵版を気仙沼の「おけい茶屋」さんで見せられたことでした。

「この本は銀座の日本酒センター(当時、銀座にありました)にも無く、手に入らない本だ。」

そういう風に言われ、何とかしてでも手に入れたくなったのです。

最初は、神田の古本屋を手当たりしだいあたってみました。

神田の古本屋さんも「坂口謹一郎」の名を知る者はほとんどいませんでしたし、あったのは岩波新書「日本の酒」と「世界の酒」くらいでした。

しかし、見たこともない酒の本がいっぱいありましたので、最初は手当たり次第買いました。

今から考えるとわけのわからない酒の本もいっぱい買いました。

5,000円で買った本が、次の店へ行ったら1,500円ということもしばしば。

本当に買う必要がある本かどうか、値段が妥当なのか、わかるまでにはだいぶ時間がかかりました。

自分の中に基準ができるまでは一定の投資が必要です。何でも一緒なんでしょうけれど。

今では、ネットで探せる時代ですので、いい時代になりました。

Photo_4 Photo_5  

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2008年8月 1日 (金)

紫金園さんのぶどう狩りが始まりました

今日から8月。

いよいよ夏本番。

本日から赤湯観光ぶどう園「紫金園(しきんえん)」さんでぶどう狩りを開始いたしました。

Photo「紫金園(しきんえん)」は、当店で扱っている「桜水ワイン」を造っている「須藤ぶどう酒工場」さんのぶどう畑です。

昨日、須藤さんの社長ご夫妻から、取れたばかりのデラウェアを届けていただきました。

房も大きく、甘味と酸味のバランスがとても良いデラウェアです。素直に旨いです。

山形にいるとデラウェアを食べる機会が多く、デラウェアの味にはうるさくなりました。(逆に言えば、高級品種を食べる機会が少ない・・・)

同じ品種でも、ただ甘いだけとか酸味が強かったりと結構違うものなのです。

赤湯地区は、やっぱり気候が良いのでしょうね。気候だけではなく、当然、作り手の手間暇がかけられて、美味しいブドウになるのでしょうが。

今度、家族でぶどう狩りに行ってこようと思います。Photo_2

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2008年7月31日 (木)

「甲斐路」について調べました

氏より育ちとは申しますが、やはり血は争えないものです。

米の性質も先祖から受け継いだ性質が現れてきます。

優れた酒米の祖先を辿っていくと、「雄町」という品種に行きつくことが多いのです。

ブドウに関しても同様であるようです。

日本の優れた生食用ブドウの祖先を辿ってみると、「マスカットオブアレキサンドリア」に行きつくことが多いのだそうです。

いわゆる「マスカットの香り」がする品種の祖先は、「マスカットオブアレキサンドリア」だいうことです。

「甲斐路」のワインに感じる「マスカットの香り」は、親の「ネオマスカット」の親の「マスカットオブアレキサンドリア」から継承したものです。

また、含み香の前半は「マスカットの香り」ですが、後半には「甲州」のワインと同様の香りがします。

これも、親の「ネオマスカット」の親に「甲州三尺」という「甲州」の変種がいるせいであることがわかりました。

「甲斐路」の気品のある外観は「ぶどうの女王」と言われる「フレームトーケー」から受け継いだものであるようです。

ところで、七右エ門窯で陶芸教室をするのを勧めた「寒河江善秋(さがえぜんしゅう)」氏が、「甲斐路」について書いたエッセーがあります。

「くいしんぼう」という題のエッセーで、「生死一大事」という遺稿集に収められています。

一番好きな食べ物が果物で、エジプトの砂漠の農村で食べたブドウが、「世の中には想像を絶した、おそるべき美味というものがある」とし、あまりにうまかったのでカイロで探したら見つけることができなかったそうです。

そうしたところ、山梨の友人から届いたブドウがエジプトで食べたブドウとそっくりで味も負けないくらいにすばらしいブドウであったそうです。

そのブドウが「甲斐路」であり、「どういう人が品種改良をしてくれたのか、日本にいてこういううまいブドウがくえるとはおもってもみなかった。」と感想を漏らしています。

寒河江善秋さん、お答えしましょう。

「甲斐路」は、山梨の植原葡萄研究所の先代植原正蔵氏が交配した「最高傑作」です。

今では、善秋さんの故郷近くの赤湯「紫金園」さんでも作っています。

純粋の欧州種というのも、「奇跡の血統」と言えますね。

Photo 「甲斐路」で造った「桜水ワイン」。

この季節、冷やして飲むと本当に旨いですよ。

先日、このワインの隣に写っている「葡萄全書 下篇 醸造法(川上善兵衛著)」を、店に来られた、とあるワイナリーの醸造担当の方に見せたら、ビックリしていました。

※今回のブログのブドウの内容については、上記植原葡萄研究所さんのHPを参考にさせていただきました。ブドウの品種に関して、大変ためになるホームページです。現代版の川上善兵衛氏のような存在ですね。

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2008年7月30日 (水)

米の差なんて

先週の土曜日は、「ばんこう花」さんで行われた「楯野川を飲む会」に参加しました。

Photo_3 「ばんこう花」さんは、全国の中から選りすぐりの旨い酒が飲める店として有名です。

こだわりかたが半端ではありません。

ご主人の山川さんは全国の蔵元を数多く巡り、お店で出す酒の種類は決して多くないのですが、それが山川さんの自信の表れとも言えます。

「楯野川」もご主人の山川さんのお眼鏡にかなった数少ない銘柄の一つ。

Photo_2 社長を囲んでの会ならば参加しないわけにはいきません。

Photo 「楯野川」ブランドの純米系5種類を目隠しで飲みました。

楯野川 純米吟醸 山田錦 55%

楯野川 純米吟醸 出羽の里 50%

楯野川 純米大吟醸 大井屋 山田錦 40%

楯野川 中取り純米 美山錦 55%

楯野川 中取り純米 出羽燦々 55%

山田錦のボディ感、美山錦の透明感、出羽燦々はふくらみがある、などと考えながら、ほぼ間違いないだろう、と思っていたのですが・・・。

これは純米大吟醸に違いない、と思っていたのが、純米吟醸 出羽の里 50%だったりと、散々な結果でした。

米の差は、酵母の差に如かず。

思っている以上に米の差による味の差はないのかもしれません。

しかし、恐るべきは「楯野川」のコストパフォーマンス。

55%の「中取り純米 美山錦」が40%の純米大吟醸と充分に張り合ってました。

ということで、当店が取り扱っている「楯野川 中取り純米 美山錦」もよろしくお願いします。Photo_4

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2008年7月28日 (月)

本町金六

本日は、スタッフAによる「本町金六(ほんちょうきんろく)」さんの潜入レポートです。

グランドホテルの十字路から東に入ってすぐ、黒の外壁に浮かび上がる「本町金六」の洒落た看板…。通りがかりに気になっていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。思い切って中に入ると・・・驚きました!ここは山形か?という洗練された空間が。

ここは、肉料理と旬の野菜料理をいろいろなバリエーションで出してくれる野菜ソムリエのお店。金六さんの料理は基本的にシンプルで、素材の旨さがストレートに感じられるものばかり。絶妙なだしやドレッシング使いで素材を引き立てています。スーパーではあまり見かけないめずらしい野菜もいくつか出てきて楽しめました。Photo

そして嬉しいことに、この素敵なお店には、「純米酒六根浄」を置いていただいているのです!美しいガラスの酒器に入った六根浄。お猪口は、たくさんの中から好みのものを選べます。

 

  Photo_2

Photo_3いつも自宅で晩酌して満足していましたが、うちの六根浄も雰囲気や料理によってさらに美味しくなるんだなぁ~と感心してしまいました。メニューには日本酒以外にもビール、ワイン、焼酎など一通りあり、いずれもこだわりを感じるものでした。

 

 

   

Photo_4

落ち着いた雰囲気は、女性グループやカップルにお薦めです。忙しくなければ、野菜ソムリエの店長さんが、こだわりの野菜生産者さんの話、その他楽しいお話をしてくれると思います。料理は3,500円でお願いしたのですが、十分満足できる品数でした。席に限りがありますので、予約の上お出かけになってください。

 

Photo_5 Photo_6

  

 

 

  

  

  

本町金六

山形市本町2-1-20-1F

023(624)2660

営業時間/17:00~23:00

定休日/日曜、第2・4月

  

  

  

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2008年7月26日 (土)

カラスミ

カラスミって何の魚からできるかご存じでしょうか?

何を今さら・・・ボラだよボラ、とお思いのあなた・・・、残念!

驚くことなかれ、今はマグロ!からも作られています。

先日の河北新報の記事に載っていた「マグロのカラスミ」

気仙沼の「和Restaurant唐や」の店主、吉田恵一君が作りました。

「和Restaurant唐や」は地元でも大変評判の良い人気店です。

吉田君とは気仙沼高校の同期なんです。

頑張っているね~。また新しい食材を出すなんて凄いな。

昨年の唐桑町のカキまつりに行った時も、元気に「シャークソーセージ」を焼いておりました。

そこで食べた「シャークソーセージ」も文句なしの旨さでした。

椿屋十兵衛「シャークソーセージ」も吉田君開発のオリジナル商品です。

同じ世代が頑張っていると、こっちも頑張らねば、と思わされますね。

Photo

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2008年7月25日 (金)

「鈴郷誉」のご紹介

「日本酒復権への第一歩」の中で、「六根浄セレクション」という題の記事がありました。

その中で紹介した酒を本日は公開したいと思います。

Photo その名も「鈴郷誉(れいきょうのほまれ)」といいます。

山形市内の蔵元、秀鳳(しゅうほう)酒造場で造られた酒です。

今までは当店では販売をしておりませんでした。

というのも、仕入当初、熟成が足らず、味のバランスが悪かったのです。消費者に誤解を与えてはいけないという判断で、冷蔵庫で貯蔵しておりました。

ここにきてぐっと旨味が乗り、バランスが良くなりましたので、販売することにいたしました。

精米歩合80%(!)の「出羽の里」使用の純米酒が1.8ℓで、税込2,100円!驚きのコストパフォーマンスです。

「出羽の里」はアミノ酸が少ないので低精白でも味が汚くならないようです。

精米歩合55%の純米吟醸の原酒は720mlで1,420円(税込)。

どちらもカプロン酸エチルの高い酵母を使用しているということで、冷蔵保存の上、冷やして飲むのがベストだと思います。

使用した「出羽の里」は、山形県で一位を取った「出羽の里」を使用しているとのことです。

米の素性は酒にも現われるのでしょうね。

先週、「鈴郷誉(れいきょうのほまれ)」の純米吟醸と「十四代」の「龍の落とし子」の純米吟醸とを飲み比べましたが、ほとんど遜色のない出来に見えました。

品数が極端に少ないですので、品切れの際はご容赦ください。

試飲もできます。納得の上、お買い求めください。

Photo_2

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2008年7月16日 (水)

「甲斐路」使用の桜水ワイン

赤湯「紫金園」さんのワイン「桜水ワイン」。

当店ではワインはこれしか置いておりません。

正直、ワインのことはわかりませんので、生産者の顔が見えるワインを、という理由がきっかけで置くことを決めました。

「紫金園」さんのワイン工場が「須藤ぶどう酒工場」です。

お酒を取りに伺うと、社長と奥さんがいつもぶどう畑で作業をしていらっしゃいます。明るいうちは、ずっと仕事なのだそうです。朝早くから夜まで・・・。

ぶどう作りに愛情を込めている姿を見ていると、頑張ってお酒を紹介していかなければ、と強く感じます。

Photo 今回入荷したワインは高級ぶどう品種の「甲斐路(かいじ)」を使用したワイン。

日本酒の試飲で「ワインみたい」という表現をされることがあります。この酒が「ワインみたい」という時にイメージする味なのではないでしょうか。「フルーティー」ってこういう味を言うんだろうな、という典型的な味です。この熱い時期、冷やして飲むと最高です。

ほどよい甘味と酸そしてコクがここのワインに共通してあります。

だいたい栓を開けると1回で飲み切ってしまうんですよね。

へたな日本酒を飲むより旨いです。

ところで、観光ぶどう園「紫金園」さんのぶどう狩りは8月1日から行われるとのことです。今年は、天候も良く順調だそうです。

風景も素晴らしいので、ご家族で行ってみてください。

また、昨日は、米鶴さんの蔵見学にも言って来ました。

案内していただいた須貝杜氏。忙しい中ありがとうございました。

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2008年7月14日 (月)

感謝、感謝です!

昨日は、「正酒屋 六根浄」向いの陶芸教室の2階で、地元で活躍している俊風亭太平楽さんをお呼びして「きもので落語とお酒を楽しむ会」を開催いたしました。

何しろ始めての企画で見通しがたたず、また、先日の河北新報の記事のおかげで、仙台からのお客さんも多く、直前までバタバタとして準備に追われました。

しかし、なんとか会の開催にこぎつけました。

太平楽さんの落語も好評で、お酒が入った後半は、盛り上がりを見せていたようです。

浴衣姿の女性の方もとてもきれいでした。

粗酒粗肴ではございましたが、よろこんでいただけましたでしょうか?

第2回を楽しみにお待ちください!

Photo

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2008年7月12日 (土)

店主一斗 ブログ百篇

商売を始めると殊に感じるのが、人と人がつながって商売は成り立つ、ということです。

影響力のある人物であればなおさらです。

「正酒屋 六根浄」がある七右エ門窯も、寒河江善秋(さがえぜんしゅう)氏と知り合ったことで転機が訪れたのだそうです。

陶芸教室を始めるきっかけとなったのが、この人物の助言によるものでした。

Photo 七右エ門窯には、寒河江氏の書簡が残されており、店舗に掲げられています。

杜甫の「飲中八仙歌」中の、李白の部分です。

とても味があります。

寒河江善秋氏は青年団活動や海外青年協力隊活動などで、全世界を飛び回り、大変忙しい人だったといいます。

七右エ門窯の五代目高橋建吉氏が言った言葉が印象的でした。

「善秋さんが生きていれば平清水はもっと発展していただろう。」

行動力があってアイデアが豊かな人でもあった、寒河江善秋氏の周りには多くの人が集ったようです。

七右ェ門窯にとっては寒河江善秋氏がメンターの役割を果たしたのでしょう。

善秋さんが生きていたら、七右エ門窯で開催される「きものでお酒と落語を楽しむ会」をどのように見るのでしょうか?

明日の会、多くの人が楽しんでもらえるとうれしいです。Photo_2

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2008年7月10日 (木)

幸せも旨いお酒もかたまってあるにちがいない

朝から七右エ門窯の従業員さんが「正酒屋 六根浄」の前庭の雑草を刈っています。

オオバコやらシロツメクサが多く、定期的に刈らないと草ぼうぼうになります。

刈ってしまうならばと思い、四つ葉のクローバー探しをしてみました。

これがなかなか見つかりません。日差しが強くなって来て、首筋がヒリヒリしてきます。

いい年をした酒屋のオヤジが何をやっているんだ(苦笑)。はたから見たら、怪しい行動に見えることでしょう。

でも、見つかるまでやめられないんですよね。

そうこうしているうちに、やっと一つ見つかりました。

一つ見つけると、次を見つけるのは簡単でした。

結局、四つ葉のクローバーを4個見つけることができました。

「無いところには全然無いし、あるところにいっぱいある」

普遍の真理のような気がしました。

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Photo

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2008年7月 9日 (水)

いまだにアルコール添加容認論者が多い理由はなぜなのか

今日は、いまだにアルコール添加容認論者が多い理由はなぜなのか、考えてみました。

アル添容認派の論拠は、

①昔から柱焼酎の伝統があった

②酒の香味が軽快になる

③香りを引き出すために吟醸には必要な技術

以上のようなものです。

この考えはどこから来ているのか?

お酒に興味を持った人が手にする本のうち、もっとも多くの人に読まれているのが、岩波新書から出ている「日本酒」(秋山裕一著)なのではないでしょうか?

実はこの本に、上記の「アルコール添加の効用」が書いてあるのです。

醸造試験所長を務め、日本酒の酒造技術史にも多くの業績で名を残した秋山裕一氏の著書ですので、酒造技術面の記述においては信頼がおける本です。

しかし、「アルコール添加の効用」の項目は、誰に向かって書いているのか、をよく考えて欲しいと思います。

プロフィールを見ていただくとわかるように、「協和発酵工業㈱技術顧問」と書いてあります。

この「協和発酵工業㈱」は蔵元に醸造アルコールを供給している会社です。

アルコール添加を悪く言えるわけがないのです。利益相反行為になりますから。

また、戦後の鑑定官出身の技術者が書いた本を見ると、アルコール肯定派が多いのです。

なぜかと言えば、醸造アルコールを供給する会社が天下り先となっていたからです。おいしい道があるをわざわざ閉ざす必要がないんですよ。

酒造業界では、鑑定官の発言には権威があります。

日本酒の権威にあたる人が「アルコール添加の効用」を謳っているかぎり、いつまでたっても純米酒回帰への道のりは遠いと思います。

酒に関する本を読むときは、「誰が何を言っているのか」よりも「どこの誰が何を言っているのか」を見る習慣をつけたほうが良いです。

上原浩氏が「純米酒こそ本当の日本酒である」と言えたのは、一地方の酒造技術者で天下りと縁が無かった立場だったからこそ、とも言えます。

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2008年7月 8日 (火)

商人魂

今、店に来たら、新聞を見た方からのメッセージが留守電に残っていました。

「冬に店を閉めて酒造りに入る」ということに関して、商人魂に反するのではないか、というような内容です。

たぶん同業者からのご意見なのかと思います。ご年配の方のようでした。

わざわざ電話をかけてくるくらいですので、酒小売業に対する思いが強い方なんだろうな、と感じました。

「店を閉める」という行為を、お客様に対しての無責任な行為に受け止めているのかもしれません。

このご意見に対する私の回答は以下の通りです。

かつては、店=売り場という図式が成り立っていました。売り手と買い手がリアルな場でやり取りをする、つまり、対面販売が商売の原点だったわけです。生活必需品を購入する時に、店が一定期間閉まっている、などということは考えられなかったのは当然です。この段階では、店主の都合で一定期間、店を閉めることは、店としての使命を果たさない=商売倫理に反することだったと思います。

しかし、現在ではインターネットの普及により、店の概念は広がっています。売り場がなくても、わざわざ店まで足を運ばずとも、欲しい物があればネットで購入できる時代なのです。

冬期間、「正酒屋 六根浄」は売り場は閉めます。しかし、ネットによる注文ができるよう現在準備しているところです。

ネットでの販売体制が整ったら、売り場を閉めても、店は継続して営業しているのと同じと考えております。

「品質保証」はお任せください。

お電話をされた方、貴重なご意見をありがとうございました。

さて、本日のおススメはこれ!

Photo 「プレミアム六根浄720ml」と「満願天目の冷酒グラス」のセット。

この夏限定の価格です。

この外観より名付けられた、その名も「虚無僧セット」(苦笑)。

1250円+1050円=2300円のところ、な、なんと!

2100円(税込)のサプライズ価格で提供いたします。

暑い夏はこれで決まりです!

「満願天目」の不思議な世界を体感してください。

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2008年7月 7日 (月)

蔵元性善説は本当か?

今回の河北新報さんの記事をよく読むと、なかなか辛辣な意見も載せているんですよね。

それは、ここの部分です。

現状の小売店と蔵元の関係に首をかしげる。「小売店側に、蔵元に対抗する知識がない。小売店が甘く見られ、出来の悪い酒を売らされているケースもある」と苦言を呈する。

だから私は嫌われる・・・(苦笑)。でも、これが真実です。

通常、マスコミは、蔵元性善説の立場で、記事を流します。

蔵元は文化・伝統を守っている旧家で、蔵から出た酒は旨い酒である。飲んで旨くないのは流通の管理の悪さによるものだ、と。

果たして本当でしょうか?

「品質保証」は、誰が保証するのか?

ここが今、あいまいなのです。

良いか悪いかを別として、かつて級別審査という「品質保証」制度がありました。活性炭を使用し、色も旨味も取れたような酒が、二級、一級、特級と差別化されて販売されていました。級別審査がある安心感、が贈答品としての日本酒の流通を支えていた面もあったと思います。

級別審査廃止後に日本酒消費が急落していったのがその証左です。

「大吟醸」「純米酒」と書いてある酒でも「品質保証」とはなり得ません。表示はあくまで製造上の区分でしかなく、味の保証まではしていないからです。

それでは、日本酒の品質保証は誰がすれば良いのか?

それは小売店の役目だと思います。

必ず商品チェックをして、ダメなものはダメと蔵元に意見を言える小売店の育成が必要です。

日本酒を売るには高度の専門性が必要です。

その知識を得るための労力と維持を考えると、日本酒の利益率の低さは、業界全体として考えていく必要があるのではないでしょうか?

「日本酒復権への第一歩」は、小売店から始まる・・・って、前のブログと一緒ですね(苦笑)。

だめだ、コリャ。

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2008年7月 6日 (日)

昨日は濃い一日でした

さすが河北新報さん。影響力が凄い!

電話の問い合わせや仙台のお客さまがすぐにやってきました。

東北を代表する新聞社です。

記事の内容が素晴らしいですしね。

読んで面白い記事というのは、「現状批判」と「その対策」、「具体的実践」がセットになっているものだと思うのです。

これに「挫折」と「挫折の克服」が加わればストーリーとして言うことはないです。

今回の記事、「挫折」の章はありませんでしたが、まさしく「正酒屋 六根浄」の記事は、読み応えのある記事だと思いました。

ここまでプライベートなことまで書かれるのかとも思いましたが・・・。

でも、本当にありがたいです。

東北の皆さん!新聞は「河北新報」、テレビは「TUY(山形だけですね)」をご覧ください。

さて、昨日はサプライズなお客さんがいらっしゃいました。

なんと!「十四代」の高木顕統さんがお店にお越しになりました。

気配りの人なんですね。高木さん。

蔵元関係者が避けて通るこの店にわざわざ来ていただけるとは・・・。

「この前、専務(水戸部酒造の水戸部朝信杜氏のことです)から聞いたばっかりだったんだよ。お祝いもしなくてごめんね。」

「十四代」の高木さんが発したこの言葉に、「十四代」のお酒が売れる理由もわかったような気がしました。

「人たらし」なんです、高木さんは。

「今後ともよろしくお願いいたします。」と言ったら、目をそらされてしまいましたが・・・(苦笑)。

あやかりたい、あやかりたい、帰る後ろ姿に、思わず手を合わせてしまいました。

暑い一日でしたが、店も熱い一日でした。

今日は今年初めてのセミの鳴き声が聞こえてます。

暑い日は旨い純米酒でスタミナをつけましょう!

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2008年7月 5日 (土)

マスコミ効果

今朝、親戚のおじさんから電話がありました。

朝にかかってくる親戚からの電話は、だいたいが不幸があったときぐらいしかかかってこないものと相場が決まっています。

何があったと思いきや、「大きく出てるよ」

ますます不安になります。

「何がですか?」

「新聞にお店のことが大きく出ているよ。」

それを聞いて、やっと安心しました。

そういえば先日、河北新報の記者の方が取材にやってきたのでした。

いつ記事になるかはわかりません、と言っていたので、あまり期待せずにいました。

それが土曜日の朝刊に大きく出ている!

今日は天気もいいし、ドライブ日和なので、多くのお客さんにお越しいただけそうです。

5月のTUYイブニングニュースにでた時はその後しばらく、テレビで見て来た、というお客さんが続きました。

いくら私が声を張り上げて「これはいい酒ですよ」と言っても、信じてくれないんですよ。

でも、マスコミから伝えてもらうと信用度が違うんですよね。

ありがたいことです。

やっぱり今年は、土星人(+)の霊合星人はついてます(苦笑)。

今日の河北新報に記事が載ってますので、是非ご覧ください。

Photo

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2008年7月 4日 (金)

ブログも店も同じ

こちらのブログに移行してからアクセス数が減りました。

当然です。でも、ゼロではないんですよね。

前ブログでは、当初はアクセス数ゼロという日が多かったように思います。

自分でアクセスした数だけカウントされているという状態でした。

しかし、好きなことを書いているうちに、だんだん人が多くなったのです。

こちらのブログも気長にやっていこうと思います。

Photo さて、只今売り出し中の「東一(あづまいち)」

純米吟醸と純米酒、まったくタイプが異なります。

純米吟醸は、カプロン酸系の洋ナシの香りがありつつ、喉にスーッと入っていく、吟醸のお手本のような酒だと思います。

逆に、純米酒はしっかり炭濾過したタイプの旧来型純米酒。環境の変化に強い酒です。

あまりの違いに驚き、取引先へ問い合わせたところ、純米酒の味は「東一」の勝木製造部長が好む味なので、そういう処理をしています、とのことでした。

同じブランドで、異なる酒質を出し、支持されている「東一」さんのブランド力に驚きました。

たしかに、「東一 純米酒」は、経験を積んだ飲み手が好きそうな味です。そして、売る側の説明が必要な酒です。

是非、試していただきたいのが、熱燗!

ぬる燗では、ありません。

ぬるくない熱さです。そこら辺でスッと消える感覚になります。

料理と一緒だとなお一層旨いことでしょう。

ところで、世間のぬる燗信仰もそろそろいい加減していて欲しいと思っているのは、私だけなのでしょうか。ぬるい酒は、なんだか気持ち悪いんですよね、中途半端で。Photo_2

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2008年7月 2日 (水)

竈の構造

定休日の昨日は水戸部酒造の和釜の工事を見学に行きました。

手動点火によるロータリー式のバーナーから自動着火式ガンタイプのバーナーへ変更するということで、竈の手直しを兼ねて工事をすることになりました。

今年は、この手動点火によるロータリー式のバーナーに手こずってしまい、たびたび周りの人を驚かせてしまいました・・・。点火のタイミングがずれると、凄い音がするんですよね。見るに見かねた専務が自動着火式へ買い替える決断をしていただきました。ありがとうございます。

Photo Photo_2 釜を上げてみると、竈の中は・・・。

まるで、モヘンジョ・ダロのようです。興奮を抑えきれません!

心の中は、考古学者を夢見た子供時代に戻ってしまいました(苦笑)。

それはさておき、バーナーの業者さんから貴重なお話を伺いました。

蒸米の出来は毎日異なり、満点を取るのは難しく、新潟では割り切って、平均して70点を取る方法でやっている蔵が多い、とのことです。

そのような蔵に負けてられないですよね。

酒で勝負をつけてさしあげましょう!

そこで皆さんにお薦めなのが、

「山形正宗 純米吟醸 羽州誉」火入れ

本日発売開始です。

この旨味は、和釜でないと出ない旨味だと思います。

お試しあれ。

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2008年6月29日 (日)

あらためてよろしくお願いします

「日本酒復権への第一歩」からお越しの方、あらためてよろしくお願いします。

驚かれましたか?どうもすみません。

こちらでは、「わがまま店主」となります。わがまま=和釜魔、です。

店主が蔵見学へ行くと、まっさきに見るのが米を蒸す設備です。

良い和釜とは、大きくて、焚口と煙突が一直線上にあり、煙道が短く、煙突が大きいものを言います。

今まで見たうちで特に素晴らしいと思ったのが、「楯野川」さんの蒸きょう設備でした。

私の持論は、「和釜」を使用している蔵の酒は旨味があるということです。

ボイラーだとどうしても旨味が苦味にマスクされてしまうことが多い感じがします。私が感じる「苦味」は、蒸しが不完全(=タンパク質変性が不完全)に伴う「苦味」であるようです。

今後も、素直に旨味を感じられるようなお酒を紹介して参りたいと思います。

結局、同じ人間がブログをやってますので、中身はあんまり変わらないですね(苦笑)。

さて、みなさんも見ていただいた、「正酒屋 六根浄のホームページ」。

山形ホームページ制作センター」さんにお願いいたしました。

笠原さんの大変迅速で丁寧な仕事ぶりに感心しました。大変満足しております。

「この値段で」とお願いしたら、よくもまあ、あれだけの予算でこんな立派なものを。

ホームページ作成をお考えの方は、オススメです!

Photo 目の保養に、本日は特別に当店の秘本を紹介します。

川上善兵衛氏畢生の大作「実験 葡萄全書 全3冊」

あの麻井宇介氏も揃いで持っていなかったそうです。

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2008年6月 9日 (月)

渓澗野雉図

毎日、「正酒屋 六根浄」の隣の畑に雄の雉がやってきます。

Photo Photo_2 Photo_3 本当にきれいな鳥です。

いつも「ケンケーン」と鳴くと、窓の側へ行き、その姿を眺めます。

この前気づいたことは、「ケンケーン」と鳴くときに、ばたばたと羽を羽ばたかせているということでした。

雉といえば、題名にある「渓澗野雉図」という絵が山形美術館にあります。渡辺崋山作、長谷川コレクションの中の逸品で、「なんでも鑑定団」の中島鑑定士が10億の価値があると言っていたとか。県の重要文化財で止まっているというのが不思議なくらい立派な絵です。

また、山形美術館は吉野石膏コレクションの西洋絵画が充実しており、現在、6月5日(木)-7月13日(日)の間で吉野石膏コレクション 印象派とエコール・ド・パリ展が開催されております。これを見るためだけでも山形へ来る価値があります。

さくらんぼだけじゃもったいないですよ。

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