六根浄は”ROCK CITY”飲みましょう!
先日、リベンジに向かった先の滝野川の酒類総合研究所東京事務所。
清酒官能評価講習の再受講。
私が昨年落とした項目に、「香味強度の順位付け」がありました。
その中に、カプロン酸エチルの項目があり、4つの試料を濃度順に並び替える試験をしました。
そこであらためて気づいたこと。
カプロン酸エチル自体は味の癖がなく、やはり、人を魅惑するような甘い香りがしたということです。
酒造りの技術者にとってみれば、カプロン酸エチルの香り主体の酒は、手品のタネ明かしをされているみたいなもので、どっちらけなのですが、技術的な知識が不必要な消費者にとってみれば、たしかに喜ぶ香りなんだろうな~という香りでした。
嗜好品である以上、商品としての再現性が必要として考えたとき、ヤコマンという批判的手法を用いずに、香りを出す酵母により香りを出すことができるようになった。
ヤコマン常習蔵は月桂冠様ありがとう、と心でつぶやいたに違いありません。
甘くて香りの良い酒で日本酒の間口を広げることに成功し、日本酒嫌いだった人も日本酒が好きになり日本酒消費量は増え・・・てなんかいませんよね。
間口が広くても奥行きがなければすぐ出て行ってしまうのではないでしょうか?
だからと言ってプンプン系蔵元が一小売店の意向でいきなり転向する昨今の風潮も面白くなく、消費者不在の造り手のポリシー、フィロソフィーの欠如こそが日本酒衰退の元凶のような気もします。
ちなみに、プンプン系が嫌われる本当の主役は「カプロン酸」で、吟醸酒にはカプロン酸エチルの4倍もの量があるといわれています。
カプロン酸は、強いエグイような苦味を感じ、臭いは、汗臭、油臭、紙臭、袋臭、などの指摘を受ける原因となります。男の汗臭さとでもいうんでしょうか。
そう考えると、甘くて男の汗臭い酒というのも、女性向けと言われればう~む、なるほど、ですね。
南部杜氏、下野杜氏、1級酒造技能士、という資格を持った新進気鋭の若手の蔵元杜氏です。
澤姫さんは、すべて地元産のものにこだわる「真・地酒宣言」をコンセプトにしています。
井上さんが造る酒は丁寧で、二杯、三杯と安心して飲み続けられる酒。
酒造センスが秀逸で、ここの蔵の商品ならば安心してお取引できます。
積極的に生酛への取り組みをし、お話の中で酒造りへの真摯な姿勢を感じました。
はっきり言って澤姫さんが持ってきた生酛の純米酒は旨い!
私が理想とする生酛の姿に近いと思います。
ところで、井上さんに「純米酒 六根浄」を見てもらったら、「これは今だと、ロックにして飲むとうまいんじゃないですか?」とのこと。
さすがはプロ。いいことを聞きました。
しばらくの間、六根浄をRockにして飲むキャンペーンをしたいと思います。
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